20 北山side ページ20
今日のAちゃんとの映画&水族館デート。
なんかベタなコースだけど、この日を楽しみにしてた。
ニカに連休の予定を聞かれて今日のことを話したら、
｢いーなー！てか、なんか結局ミツさんって、いつもいいとこ持ってくんだもんな。
…もうコンパ誘いません｣
とか言われた。
別にそんな困ってねーし。
つーか、俺はAちゃんと上手くいく予定だから、もう誘ってもらわなくて結構だよ。
映画の最中、何回かAちゃんの横顔を、キレイだな〜と思って見てたら、途中でうっかり寝ちゃってた。
映画館同様、水族館の辺りも大混雑で、チケットを買うのも一苦労だった。
でも、辺りが暗くなるにつれてライトアップが始まって、なんかいい感じの雰囲気になってきた。
やっぱり観覧車付きのチケット買っといて良かった〜笑
…今日はいいよね？
観覧車断られたら諦めようと思ってたけど、Aちゃんはすんなり乗ってくれたし。
観覧車に乗り込み、自然と二人で向かい合って座った。
海の向こうから見える夜景と、ライトアップがキレイで、｢すごい〜｣と言いながら彼女は写メを撮ったりして楽しそうだった。
もうすぐ頂上だ…
｢…ね、隣行っていい？｣
｢あ、どうぞ｣と言って彼女はカバンをどけた。
俺は少しスペースを空けて隣に座り、彼女を見た。
…もう分かるよな、雰囲気で。
｢何ですか？｣
｢いやー、もし今、俺がキスしたら嫌われちゃうかな〜と思って｣
｢ん〜、どうですかねえ。
…試してみます？｣
そんな誘うような顔で言われたら、キスだけで済まなくなっちゃうじゃん。
俺は彼女に近付いて、キスをした。
そして、少しだけ顔を離して
｢どう？俺のこと嫌いになっちゃった？｣
｢フフっ…なったかも｣
｢何で？｣
｢ん〜チャラいから？笑｣
｢えぇ〜こんなに一途なのに。笑｣
｢あははっ、そうなの？そのわりには、慣れてますよねー｣
｢そういうAちゃんこそ、なんか余裕じゃね？｣
｢そんなことないですよーもうドキドキが止まりませんっ笑｣
笑いながら二人で観覧車から降りて、出口に向かう。
…Aちゃんは、モテるだろうな。
｢お腹空きましたね〜！
観覧車でお腹鳴らないかヒヤヒヤしました。笑｣
さっきまでの色っぽい感じはどこ行った？っていうテンションで彼女が言う。
｢俺も腹減ったわ〜。早く飯行こっ｣
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みぃ(プロフ) - ありがとうございます。コメント遅くなりスミマセン。今後もよろしくお願いします★ (2015年4月12日 19時) (
レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷由貴(プロフ) - 格好いいですにゃん!!みっくん♪ (2015年4月3日 21時) (レス) id: 08fed4a8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2015年3月28日 23時
