魔法帝の娘 ７ 【ブラッククローバー】

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A｢うぅ……｣




ﾛｰﾗﾝ｢おい！どうしたんだ！？大丈夫か！？
先生！Aが！｣




ﾚﾅｰﾀ｢どうしたの！？｣





口元を抑えて蹲るAに、ローランは焦った様子でレナータを呼ぶ

レナータはAの背中をそっと摩った




ﾚﾅｰﾀ｢大丈夫！？A！｣



A｢大丈夫です……ちょっと酔っただけですから……｣



ﾛｰﾗﾝ｢酔ったのか！？水持ってくるか！？
かっ、回復魔法か！？｣



ﾚﾅｰﾀ｢ローラン落ち着いて
じゃあA、気分が良くなるまで少し外の風に当たりましょう？｣



ﾛｰﾗﾝ｢俺が着いてく！先生は授業やっててくれ｣




Aを支えて必死なローランに、レナータはによによしながらお願いしたのだった




───────────



外の風に当たると、気持ち悪さは少しずつ良くなっていった



Aの気分が良くなるまで、ローランはずっとAの隣にいてくてたのだ




ﾛｰﾗﾝ｢大丈夫か？｣



A｢はい、もう良くなりました
すみませんローランさん、迷惑かけて……｣



ﾛｰﾗﾝ｢別に、これぐらいなんともない｣




ぷいっとそっぽを向きながらぶっきらぼうに言うローラン

彼の優しさに、Aは自然と頬が緩むのがわかった




ﾛｰﾗﾝ｢その……どうだ……？｣



A｢何がですか？｣



ﾛｰﾗﾝ｢この学校に、入る気になったか……？｣




もごもごと口篭りながら言うローランに、Aは入学するかどうかの話をはっと思い出した


見学が面白くて忘れていたが、それを決めるために見学に来たのだ




A｢……入学は私、しないと思います｣



ﾛｰﾗﾝ｢！？なんでだ！！｣



A｢学校は楽しそうです、ローランさんもいますし、きっと私の知らないことをたくさん勉強出来るんだと思います……｣



ﾛｰﾗﾝ｢じゃあなんでだ！断る理由なんてないぞ！！｣




ローランの質問に対して、Aはゆっくりと口を開いて答える

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