心の中は明るく 顔は暗く【梵天】

らしくねえ ページ30

Aside

「戻りました。」


帰ったらマイキーに顔を見せるように

鶴蝶さんに言われたので

扉から 顔だけ出して

書斎の中にに声をかける


万『、、、



約束』

ただ一言

ジトっとした目で返されれば

いくら私でも 言葉に詰まる


「ごめんて」


ちょっと出来心でなんて

てへっとしてみれば

案の定


おまえらしくねえ

　なんて返される



おい

ちょっと気持ち悪いみたいな顔すんな

三十路がてへっだぞ

気持ち悪いのなんて知っとるわ(白目



万『どこ行ってたんだよ』

「浜辺」



一瞬目を見開いて

ふっと笑みを浮かべる

一年ぶりなんじゃないかって思うくらいのね


万『それ 新しい服？』

私が来ている 肩だしワンピースに

視線を向けながら言う


「うん」

私今世紀最大に似合っとるわ

(自意識過剰


、、、まあ女ですから！？



万『にあってる』

ふわっと笑い ひとことこぼす

少しうれしい

女扱いしてくれない奴ばっかだからな
根に持つぞ 私は


そういうとマイキーは
椅子から立ち上がって

私の近くによって

首もとに 唇を寄せる

ﾁｭｯ

私の首元に咲いた 紅い花が

窓ガラスに映る



ってお前何してくれとんねん？？

肩だしやぞ おい



万『見えてるとつけたくなる』



なんか意味不明な発言をして

ニヤッと笑う

、、今日はよく笑いますね

じゃなくて



、、、殺されそうになった時ぐらい
心臓バックバクなんだが


赤面しちゃうのは不可抗力



マイキーは 私のポニーテールを

解いて おろす

万『俺は別に隠さなくてもいいんだけど


嫌がりそうだし』


じゃあつけるな？？

仕事戻っていーよ と

去っていくマイキー





後で三途に

「マイキー ご機嫌だったんだが

お前なんかした？」

っとにらみをきかされた

さすが信者



つか
なぜ私に言う






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ちょっと誤字脱字が多かったので
修正しました

おこちゃま→←優しいと思ったら、、！

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