第7話 SKY-HIside ページ7
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今日は、この前スカウトした子が来るであろうオーディションの日。
あの日出会った時、さながら、運命のように感じたし、あれは底知れぬ才能がまだ埋まっていると感じた。
スタッフにも、スカウトしたすごい子が来る、と伝えていた。
…が、
『私…女なんです。今まで言えなくてすみません…』
確認したいことがあると言ったのでカメラを止めて、聞いてみれば、震える声で女であるという言葉。
この子に言われるまで、彼を彼女だなんて思わなかったし疑う余地もなかった
踊っているときも歌っているときも、いい意味で女の子には見えなかった。
女ですと言われ、用意してきたダンスと歌を見せてもらったが、それは本当に素晴らしかった
女の子だからといってこんな才能を蹴るなんて本当に勿体無い
こんな決断はしたくなかったが、彼女に男装をしてこのオーディションに望まないか。という最低な選択肢を与えてしまった
もちろん終わってからスタッフにも止められたし怒られた。
けれど絶対にあの才能は欲しい。そう感じた
彼女にこの質問をしたら、少し置いてから前を向き、
『はい。お願いします！こんなチャンスを頂いたからには私は…いえ俺は全てをここにかけます。どうかよろしくお願いいたします！』
そう言った。
全てを見据えたような目で、覚悟を決めたかのように前を向いていた。
ｽﾀｯﾌ「社長。本当にあの子を男の子としてオーディションに参加させるのですか？」
ｽﾀｯﾌ「無茶ですよ！しかももしバレたら…」
「本当にすまない。俺の独断と偏見で決めてしまったが、彼女の才能はまだ埋まっていて
あれが全部引き出せたら最強のグループになると思うんだよね。
…それにもしバレたらその時は辞めさせられるくらいの覚悟も彼女は持っているだろう。
君らは彼女を見ててどうだった？」
ｽﾀｯﾌ「…私はすごくダンスに魅了されました。女の子らしくなかったし、本当に女なのか疑うほどダンスが力強かったです」
ｽﾀｯﾌ「ダンスだけじゃなくて歌も高音も低音も出てたし、しかも17歳で、あの頭の回転の速さや、人への気配り、かつ空気を読みその場その場の対応力が凄かったです」
「俺はこれから彼女の、いや彼のまだ見ぬ才能を引き出したいと思っている。それには皆の力が必要です。これからもよろしく！」
「「はい！」」
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蓮井さん(プロフ) - ぽぽぽさん» 間違っていて本当に申し訳ないです…そして教えてくださって本当にありがとうございました！これからもよろしくお願いします (2022年2月2日 21時) (
レス) id: 00bd9fb4d6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ - 細かいとは思うのですが…SKY-HIがSKY-HYになってるところあります。楽しませてもらってます。これからも頑張ってください (2022年2月2日 20時) (レス) @page2 id: 2afc9bf18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮井さん | 作成日時：2022年1月1日 5時
