私、BE:FIRSTのメンバーになりました

第23話　 ページ23

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　今日もルイが不在な日。全員での練習は出来ずにいた。




　でもタイキは何か焦ってるみたいで、歌詞作りをしているショウタくんとシュントをちらちら見ている




　タイキ「Aくん一緒に1回通してみませんか？」




　『うーん…1回歌詞あの二人が仮の歌詞作ってきてからとかの方がいいんじゃない？ラップはどうなった？』




　タイキ「ラップは一応出来たんで！でも皆で通して1回やりたくて…」




　『そっか…でも今日はルイいないし。ルイが来てからの方がいいかもね』




　「でも…」




　結構不満そうなタイキ。まぁ不満なのはわかる。




　ようやく歌詞も仮のが出来上がりつつあって、あとは本当に通すだけの時。




　でも全員での練習と全員で話し合ってイメージを固定するのがベスト。でも今日はルイがいない。だから通しは出来ない




　未だ不満そうなタイキを見ながら、どうしたもんか…と考える。




　その後他のメンバーにも宥められてもなお、自分の焦りをどうにも出来ないっぽかった。





　ショウタ「タイキ、ほらまた自分の世界入っちゃってるよ」




　タイキ「……」




　タイキの目線に合わせて屈み、言い聞かせるように話す




　『タイキ。焦るのは分かるよ。頑張らないと落とされちゃうかもしれないし…俺も怖いよ。でもさそういう時こそ周りを見て行動しないと』



　タイキ「でも…」




　『それに周りをもっと頼って。自分だけで突っ走らない。これは一応チーム戦なんだから』




　タイキ「…分かった。ごめん」




　『ううん。俺もごめんね』




　タイキの頭を撫でながらそっと立つ。




　シュント「頼る頼らないの話するならAもちゃんと頼ってよ？」




　『善処はする。たぶん…』




　ショウタ「Aの言う通りこれはチーム戦だから。皆で、今はルイちゃんいないけど6人で頑張ろうね」



　レイ「うん！皆で！」




　ようやくタイキが落ち着いた感じなので、その後は今日まとまった仮の歌詞で録音をした。




　結構歌詞とイメージはまとまってる方だと思っていたけど、日高さんからは意外な言葉が出た



　日高「うーん…ちょっと勿体ないかな。何かそれぞれが切り貼りって感じ。同じ曲っていうタグが欲しいかな」




　切り貼りかぁ…やっぱ6人で揃ってからまた考え直しかなー



　曲作るのってほんと難しいなぁ…


　そんなことを日高さんに言われてからすごく部屋の空気が重くなる。


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