家族(ほぼ会話です。すいません) ページ27
A「え・・・?
なんで二人は私を許せるの?
だって私のせいだよ?本当の親が死んだの。
私は・・・義勇「A。二人の目は本物だろ。終わりにしないと二人が可哀そうだろ。
二人にとっては俺たちがたった一人の親でしかないだろ?
たとえ血の繋がりのない親子でもお前は義正も紫雨も愛してきただろ?
もし此処でお前が”二人の親じゃない。出て行け”と言ったら二人はどこへ行けばいい?
・・
三人の居場所は此処だろ。
だから」
紫雨「そうですよ!父様!母様!!私は
本当の親の記憶なんてありません。
幼すぎて覚えていないんです。
だから私にとって本当の親は血縁であることしかわからないんです。
私の。いえ、私達、兄妹にとっての親は貴方達しかいないんです!!
母様はずっと私を愛してる。じゃなきゃ、羽織何てくれないもの。
母様が自分を許せなくても私達が母様を許せているのならいいのではないですか?
ねえ母様?
私達の尊敬し続ける母様で居て欲しいです。」
義正「俺だって!!
もし育った村に鬼がいなかったとして俺はきっと村を飛びだしていたと思う。
希望を、夢を、愛を与えてくれた母様と父様が俺たちにとっては本当の親同然だから。
それに!!鬼がいなくなったんだろ!
なら、皆、自由だろ?!
母様も父様も好きなことしていいんだよ!?
俺も!紫雨もおんなじ思いだ!!
母様と父様と一緒に暮らしたいんだ!!」
義正も紫雨もそんなことを思っていたのね。
私はそんなことに気付かずにいたのね・・・・・。
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”ねえ。Aちゃん。鬼のいない世界では何がしたい?”
”え〜。そうだな。巳花と一緒に甘味処とか花見とか色々してみたいな。
巳花は?”
”私もAちゃんと一緒!鬼がいなくなったら一緒に旅に出ようね。約束だよ?”
”勿論!!”
”あと、もしさ。どっちかが死んでも片方が二人で行きたかった所に行ってその場所を満喫してこよう。”
”あ!!それいいじゃん!ありがと。巳花!!”
”え!?こちらこそありがとね。Aちゃん!!”
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【鬼のいない世界】
私と巳花がよく話していたことだ。
あの時は二人できっと生きていられるって思っていたけ現実は違う。
それを知っていたからあの約束をしたのね。
ありがとう。ごめんね。巳花。
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作者名:玉葉 | 作成日時:2021年8月25日 18時