蟲柱の策 ? sido ページ12
しのぶの策はこうだ。
・・・
柱三人、竈門、我妻、嘴平隊士は突入し甘露寺、伊黒は下町で待機。
頃合いを見計らいしのぶが烏を使い指示を出す。
そして鬼と化した線乃実と対峙した甘露寺が『鬼とは言えど同僚を斬るのはちょっと・・・』と言い相手を油断させる。
時を見、Aが線乃実を斬る。
というのが策だった。
この策にはしのぶは戦わないかのように記してあるが実際は違う。
しのぶは誰よりも早く線乃実に攻撃し毒を回す。
その時にしのぶは自分を犠牲にするつもりだった。
グシャ
しのぶの策が記された紙が誰かににぎりつぶされた。
その名はしのぶを慕っているうちの一人。神崎 アオイだった
アオイの目が大きく見開かれ直ぐ潤んだ。
ア「しのぶ様。。。噓でしょ。。。なんで。なんで・・・・。しのぶ様には生きてほしいのに。なんで。私はなんで何もできないの・・・?私にできること。________カナヲだ!!カナヲとAさんも。」
アオイはすぐに紙をポケットの中に入れカナヲのもとに急いだ。
その日の夜。しのぶが無くなった紙を部屋中を探すのは当然だった。
カナヲとアオイ 二人はしのぶを生かしたい。
しのぶ、義勇、不死川、竈門、嘴平、我妻は悪女を滅したい。
Aは紫雨と義正を守りたい。
線乃実はしのぶに復讐をしたい。
そんな4つの望みという細い糸が絡まり始めていた。
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作者名:玉葉 | 作成日時:2021年8月25日 18時