薔薇色生徒会 (ページ6)

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6 Rose ページ6

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「じゃ、これからよろしくね」

『はい、よろしくお願いします』

萌と帰ろうとしたとき山田先生に呼び止めらて職員室へ。萌には悪いけど教室で待っていてもらう。

転校してきたからなんかいろいろプリントをもらった。また親戚のかたにみてもらわなきゃと思いながらカバンへしまう。
山田先生は当然私の親がいないの知っている。

「なにかあったらいつでもいってね」

『はい、ありがとうございます！』

山田先生いい人。この人は嫌いじゃないかも
では、といって帰ろうと足を方向転換させたとき

「あ、大西さん」

『はい』

「マリウスみなかった？あいつも転校生だからいろいろわたしたいものがあるんだけど」

『みてないですね…』

「悪いけど見つけたら職員室こいっていっといてくれない？」

え…

「あ、多分生徒会室にいると思うから」

『わかりました…』

場所がわかってるならいっか。山田先生の頼みだもんね。職員室をでて、萌にもうちょっと待ってと理由と共に連絡をしておく。

すぐに返信が来たと思えば

萌から一緒にいこうか？ときたけど目的地のすぐそばまできていたから断った。

まさか初日から生徒会の人たちと関わるなんて…
あんまり関わりたくないんだけど

そういや女子1人はいるってやつ誰になったんだろう
やっぱ3年生の人かな。大きな校舎で迷子になりそうな長い廊下を1人歩く。

えーっと、たしかここの角を曲がってずっと奥だったような…

山田先生に教えてもらった場所へ足を進める。
生徒会室へ近づいていてくると、壁紙も薔薇模様になっていて、すごい可愛い。

『ついた』

明らかにこの場所だけ扉の豪華さが違う。

この時私は思いもしなかったんだ。
このあと萌についてきてもらってたら、頼みを断ってればって思ったんだ。

これが、これからの高校生活が

想像していたのと全く違うことになる

原因になることなんて知らずに＿＿＿＿

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