薔薇色生徒会 (ページ26)

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26 Rose ページ26

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本番当日。

開始10分前。

『ねぇ本当に大丈夫？物語成り立ってる？』(焦)

健「大丈夫だから(笑)」

生徒会長が考えたお話だからきっと大丈夫なんだろうけど私は今すごく心配です。それは今からする劇。

＜＿続いては生徒会による劇薔薇色ストーリーです＞

キャーーー！！

昔、いや、そんなに昔ではないあるお話。

Aという可愛らしい女の子とその父がいました。母は病気で数年前になくなり、いません。それでもAは父と楽しく暮らしていました。

そんなある日父が再婚し、その再婚相手とその2人と娘と暮らすことになりました。

風子「ちょっとA！
まだご飯できてないじゃない！」
(注: 風磨)

勝子「ほんとよ！早くしてちょーだい！」
(注: 勝利)

『はい！ただいま！！』

しかし、Aは再婚相手の年上の娘2人に散々に使われていました。
父は冒険家で家を留守にすることが多く、継母にもよく使われるAには寄り添ってくれる人がいません。

しかし、ただ一人遠くの森に住むAの叔母だけが心の支えでした。ある日、叔母が風邪で倒れたときき代表でAがお見舞いに行くことになりました。

『やった！叔母様に会えるわ！
けれど叔母様大丈夫かしら…』

けれどあの家から解放されたAはスキップをして森へ入って行きます。

赤ずきんをかぶり、ルンルンと奥へ進む
叔母様の家についたA。

『叔母様？お見舞いへ参りました！』

しかしそこにいたのは、
お腹を空かせた可愛い女の子大好きの狼でした。←

風狼「がおーー！」

『ぎゃああああこないで変態っっ』←割と本気

[A目線に戻ります]

風磨狼に襲われるシーン。

風「がおーー！」

ここはベッドの上で大きなシーツを被ってその中で風磨先輩と暴れるだけでいい。練習と同じように布団の中で足などをバタバタさせる。

意外にこれ、楽しいんだよね(笑)

だけどとたんに風磨先輩に掴まれた両腕。

『へ』

風磨先輩の顔をみればなぜか口角があがっっていて

風「練習と同じだったら面白くなくない？」ﾎﾞｿ

なんて妖しく笑ってくる。

……………は？

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