綺麗な貴方に薔薇を＿一輪目>>JK (ページ35)

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「ジョングガ、今週の金曜に急遽外部打合せ入ったって言ったろ？」

「…そうでした」

「それAと行って来い」

「え！？私！？」

「ジョングガ一人だとまだ荷が重てぇだろうし、元の資料はAが作ってるものだから大丈夫だろ」

「資料は作ってるけど…打合せ、行ったことないよ私」

「大丈夫だ、何とかなる。そもそも男二人で行くより女が行った方があちらさんも喜ぶだろ」

どこか挑発的なユンギヒョンは俺の顔を見てニヤリと笑う。

Aさんと二人で行って来いと言ったときに踊り倒したいくらい舞い上がりそうだったのに、
今の一言で心の中で踊っていた俺は一気に氷のように冷え固まる。

その外部打合せ先には若い男性が多い。女性もいるけど。それはアブない気がする。

「そうかもしれないですね。まあ万が一のことがあればAさんは俺が守るので」

「おっ、頼もしいなジョングク！頼んだぞ」

何も知らないナムジュニヒョンは力強く俺の肩を叩き(痛い)、ユンギヒョンはニヤニヤと笑っていた。

一方のAさんはすごく不安そうだったけど、”頑張ってみる”と健気に意気込んでいた。かわいい。

やった、Aさんと二人で外部打合せに行ける！と内心お祭り騒ぎだった。

ユンギヒョン、ありがとうございます。

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