15小節目 ページ17
「つうわけなんだよ、ナムジュン様、お願い！編曲して！なる早で」
「はぁ？お前自分でしろよ、それくらいできんだろ」
「できない！俺編曲苦手！ねぇー！お願いー！」
Aはバイトに出勤して、すぐに、ナムジュンに事情を話して、早急に編曲を頼んだ。一週間しか期間がないので早く練習をしなくてはならない。ぶっちゃけ、早くユンギのお家とやらに行ってみたいだけでもあったが、それを正直に言ってしまえば、間違いなくナムジュンに断わられるので、あくまでも真面目に急を要する風を装う。
「えー、てかさ、俺にメリット全くなくない？」
「俺の幸せ」
「知るかボケ」
「願えよ、俺の幸せを」
「横暴にも程があるぞお前」
「ナムジュナ、損得で物事を決めちゃダメなんだよ」
「お前、それが人に物を頼む態度かよ」
同い年ならでは、というようないつもの馴れ合いを続けていれば、もういい、というようにナムジュンが深いため息をついた。何だかんだ、ナムジュンが自分の頼みごとを聞いてくれる事を、Aは知っているし、自分に甘いのも知っている。この心優しい男は、とても友達思いのいい奴なのだ。
「今日、俺の分も働けよ。バイト中に仕上げるから」
「！！ジュナ！！」
思わず、その逞しい胸に飛び込んで抱きつけば、頭一個分違う頭上から、再びの深いため息が降り注いだ。
「あ、あの、、。」
背後から、消え入りそうな声が聞こえる。
振り返れば、顔を真っ赤にしたユンギが、俯いて立っていた。
「その、、。ありがとうございます。よろしくお願いします。」
そういって、ぺこり、とお辞儀をする。
「へっ、あ、いえ、全然！俺、こういうの得意なんで！」
ナムジュンが心なしか頬を赤らめて、動揺した様子で答えた。
「、、、なんか俺ん時と対応違くね？」
ナムジュンに抱きついたまま、不満そうに唇を尖らせるAの頭をペシリと叩くと、
「そりゃ、そうだろ」
と、キッパリと言い放った。
「さて、俺は事務所で編曲作業するからあとよろしく。」
ベリッとAを自分からはがすと、ご機嫌な様子でナムジュンは立ち去った。
「ゲンキンな奴め、、、」
叩かれた頭をさすりながら、愚痴ってみれば、クスクスと、笑うユンギと目があって。
「あ、ごめんなさい」
そうはにかむユンギはやっぱり綺麗で可愛らしくて。Aは顔が少し熱くなるのをパタパタと、手で仰いだ。
.......
復活しました。亀更新ですが、地道にあげていきます。
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ささづか(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます！嬉しいです！更新遅いですが、暖かく見守って下さいませ！ (2019年9月24日 16時) (
レス) id: 545ea4fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 凄い好きです！！頑張ってください！！ (2019年9月22日 11時) (レス) id: da52e12bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ささづか(プロフ) - Min Haniさん» わ！ありがとうございます！そうです！あのユンギさんが可愛すぎて見切り発車で始めました。亀更新ですが、気長にお待ち頂ければ幸いです^_^ (2019年7月9日 19時) (レス) id: 545ea4fbb5 (このIDを非表示/違反報告)
Min Hani(プロフ) - わー！BTS Worldのユンギですね！可愛い！続きを楽しみにしておりますヽ(´▽｀)/ (2019年7月9日 15時) (レス) id: 8dfdec943d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささづか | 作成日時：2019年6月28日 13時
