第54話 衝動 ページ8
兵助side
静寂があたりを包む。
Aの頬を水槽のエメラルドブルーが彩る。
長い前髪から、あの透き通った瞳を覗かせた。
鼓動が早まる。
言うんだ。
早く。
久「信じてもらえないかもしれないけど、俺は
Aのことが
大きく息を吸う。
呼吸を落ち着かせる。
俺はまっすぐAを見つめた。
俺、Aのことが、すｋ
尾「二人して何してんの？」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
勘右衛門side
トイレに行ってくると言った兵助がなかなか帰ってこない。
なんだか嫌な予感がする。
もしかしたらAに告白しに行ったと思うと、
何故か体が勝手に動いてた。
竹「おい勘右衛門！どこいくんだよ！」
不「どうしたんだろう勘右衛門。」
鉢「猛烈な尿意が襲いかかったんだろう。」
竹「デリカシーたまに無いよな。お前」
何してんだ俺は。
友達の告白を手伝うのは当たり前じゃないか。
なんで邪魔しようとしてるんだ。
足が一向に止まらない。
ただひたすら走っていた。息を切らして、精一杯の力で床を蹴り上げて。視界をちらつかせて
俺は何を焦っている？
なぜこんなにも動揺している？
大水槽についたら兵助とAがいた。
息をこらして二人の様子を見つめていた。無性に胸が痛い。なんなんだこれ。
兵助とAは見つめ合っていた。
大水槽では、大きいジンベイザメから小さなクマノミまで、様々な魚が泳いでいる
二人の体はエメラルドブルーの光で包まれている。
俺は息を呑んだ。
久「俺、Aのことが、
す…
尾「二人して何してんの？」
いつの間にか俺は、兵助の前に立っていた。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
勘右衛門side続いてます！
久「どうしたんだ勘右衛門。」
尾「ええー？兵助の帰りが遅かったから心配できたんだけど…お取り込み中？」
兵助が長いまつげで睨んでくる
一瞬、うっとなったが俺はもう一度兵助に訪ねた。
尾「それより、なんで二人きりでいるの？」
「それは私にはわからないから、兵助に聞いて。」
兵助。俺も尾浜じゃなくて、
勘右衛門って呼んでほしいのに
久「それは…ただ用事があって…
兵助はやっぱり、勇気がないな。
そこではっきり告白って言えばいいのｎ
久「いや、違う。俺はAに
一気に俺は焦りだす。
なぜ焦っているのかは、俺にもわからない。
俺は兵助の言葉を遮って、
とっさに
尾「俺、Aのことが、
好きだ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
竹林寺(プロフ) - アオハルかよ！さん» この小説の皮肉の部分がそれですよね笑 私も書いてて悲しくなりますが、どうか顔で夢主ちゃんを好きになる人達を嫌いにならないでくださいね！ (2020年1月5日 17時) (
レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
アオハルかよ！ - やっぱ顔なんだな〜って思い知らされました(´TωT｀) (2019年12月29日 23時) (レス) id: eff87a002c (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - 竹林寺さん» はーい(^^) (2019年12月27日 18時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺(プロフ) - 笹蔵さん» 笹蔵さーん！コメント有難う！恋川くんと八尾くんのイラストお願いしまーす！あと夢主ちゃんも！ (2019年12月26日 23時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
笹蔵(プロフ) - どうも！笹蔵です！竹林寺さんとは昔からずっと友達で、絵師をやってほしいと頼まれまして…どうぞ宜しくお願いします！ (2019年12月24日 17時) (レス) id: b0a186559f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：竹林寺 | 作成日時：2019年8月27日 11時
