…そうだ、番外編作っちゃおう！と思った今日この頃。【文スト】 弐！

サンタという空想　弐 ページ42

「おい、君達！ 社長からのクリスマスプレゼントあるぞ」

『……、っえ？』


嘘、マジで？ と社長の方を見やると、その手に五つほどの箱があった。凄く関係ないけど無言で待っている社長物凄く可愛いです。

わーっと集まる未成年組＆太宰さん。



「いや何で太宰さん来てるんすか」

「え？ 私も貰おうと思って」

「太宰の分は無い、自分で買え」

「社長私に一人プレゼントコーナー行けと？」



ひとりひとり社長に手渡される。敦君は腕時計。谷崎君は手袋、ナオミちゃんはマフラー。賢治君は鉢植えと花の種。



「これだ」

『……わ、』



綺麗な簪(かんざし)だった。全体的に黒く目立たない外見だが、所々に金がちりばめられている。



『ありがっ……ありがとう御座います！』



めっちゃ勢いよく頭を下げる。

待って本当に凄く嬉しい。あ、ヤバい涙出そう。うわあ。……ん？



『あれ敦君泣いてる!?』

「ぼっ、僕、クリスマスプレゼントとか、貰ったこと、なかったからっ……それに、時計も」

「……そうか」

「今社長物凄く安心した顔してたね」



ぽすぽす、と社長に頭を撫でられる敦君。そういや、別の世界軸じゃ院長先生が……まあ、何にしろ良かった。



『私も貰ったことなかったけど、ほんっとに嬉しいです社長』

「え、凪も貰ったことなかったの？」

『うん、幼い頃からクリスマスにサンタがやってくるーって皆が騒いでたのに一人だけ現実を知っていた者の末路がこれだよ』

「わおシュール」「流石に」



手を取り合う私と敦君。仲間がいたよ、やったね！ まあ彼と私じゃ環境全く違ったんだけど。

さて、そろそろクリスマスパーティはお開きか。



『次は年越しですね』

「そうだな」

「お年玉欲しいなあ」

「お前の頭の上に鉄球落としてやろうか」

「それお年玉じゃない」


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リクエスト来てたのに御免なさい一日遅れで御免なさい。
諸々込みで土下座します。
後最近リクエスト増えて嬉しいです、やっほう！

ちなみに年越しもこんな感じになるかと思います。

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