…そうだ、番外編作っちゃおう！と思った今日この頃。【文スト】 弐！

名探偵と踊ろうか・夜凪由姫様リクエスト ページ36

世界へ。

至急応援求む。

システム不良。

至急応援求む──。



：：：



米花町。

私の視界に真っ先に入ってきた文字は、その他の風景を悉く真っ黒に塗り潰した。



『……ああ、そうかよ……！』



コナンか。私は溜め息を吐いた。そして私服のパーカーのフードを目深に被った。



『──』



私は米花町の中に足を踏み入れた。さて、如何するか。

とにかく今日泊まる処を見つけなければ。ホテルがいいんだが、……。


私は無言でポケットの中に両手を突っ込む。



『…………』



500円玉が一枚。それが私の現在の全財産である。

畜生如何する。いや真面目に如何しよう。アレ？ 何コレ？ エッ野宿決定ですか？ それともあのクソマセガキと天使とクソ親父が住んでるあそこに行くしかない訳？


……マジで？



『オーケーオーケー落ち着け私……！』



ともかくこの五百円で私は今日を乗り切るしかない訳だ。いや如何いう訳だよクソったれ。


……じゃあ取り敢えず、


閑話休題。



：：：



「ご注文は決まりましたか？」

『えと、あの……これ、お願いします』



五百円玉は甘々の珈琲へと変貌致しました。でも後悔も反省もしていない。

喫茶店ポアロ──毛利探偵事務所の下の階で、私はぬくぬくと珈琲を啜っていた。


アレじゃん、腹が減ったら戦は出来ぬって云うじゃん。

でも正直メンタル今ボロボロなんだよね〜何でか判る？


安 室 さ ん だ よ !!


安室さん居るとかマジ聞いてないんですけどー……大体私コナンのストーリーとか知らねえし。キャラが格好いいって友人が話してきた事ぐらいしか知らねえし。

慥か……何だっけ、あの……。



『トルコ……？ とる、トラ？ トリ？ いや確かトリプル……三つ？ 三つの……何？ 頭？』



いや、それはケルベロスだっけ……？ と私がウンウンと唸っていた時、私の灰色の脳細胞が素晴らしい閃きをもたらした。



『三つの顔!! トリプルフェイス!!! ッか──スッキリした！』

「……は」



いやーーっスッキリした!! そうだそうだトリプルフェイスだ！

ええと何だっけ、あの……公安(降谷零)と、従業員(安室透)と、黒の組織(バーボン)だね！








……私今思いっ切り叫んじゃったな、よし逃げよう!!!!

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