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*
権平side
＿＿＿ピーッ
『………』
どうしよう。
「フライング1周行くよー！」
「「「うーす」」」
いや、いつも通り…？
そう思って、もう1度記録したノートを見る。
"音駒 1-0 青葉城西"
"烏野 1-0 青葉城西"
"梟谷 1-0 青葉城西"
『やっぱりいつも通りじゃない、よね』
いくら合宿参加校が強豪揃いだからって、こんなにもペナルティ三昧なのは珍しすぎる。
さっきからフライング何周しているのだろう。
「青城、今日おかしくないか？」
「大王様のサーブがとれた…っ」
烏野の人たちも。
「なんかあいつらつまんねえな！！」
「木兎さん静かに。…今日は調子悪いんでしょうか」
梟谷の人たちだって。
みんなの調子が悪いことには気づいている。
その理由は言わずもがな。
いつもなら、私の隣でみんなに喝を入れている人がいないから。
試合中も、ペナルティが終わったあとも、こちらをチラッと見ては苦しそうな顔をしている。
「そういや、青城ってもう1人マネちゃんいなかったっけか？」
「いました！元気でかっこよくて美人な人！！」
『あっ…』
音駒の皆さん、やってくれたな。
踏んではいけない地雷を踏んだことで、こちらの雰囲気は一気に重くなる。
「おいお前らボケェ！！試合前に暗くなるんじゃねえよ！！！」
溝口コーチの声も、響くのはその時一瞬だけ。
試合が始まれば、不調のプレーが続く。
「権平」
『！…はい、監督』
「君は、どう思っているのかな」
…これは、Aさんのことについてだよね。
昨日、Aさんから連絡が来た時は、頭が真っ白になった。
私が入部した時から、丁寧に、優しく指導してくれた大好きな先輩だったから。
でも、
返ってきた"ごめんね"の言葉に、Aさんの限界が来たんだなと思ってしまった。
そして、何も気づけなかった自分の無力さを呪った。
だから、
『3年生の皆さんが言ってしまったことは、簡単に許せることではないと思います。Aさんだって傷ついたに決まってる。』
『でも、私は、Aさんとまた一緒に部活ができるって信じて待ってます』
私は、Aさんを、3年生を信じて、自分にできることをしよう。
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にも - ずっとずっと楽しみに待ってます (2020年8月12日 13時) (
レス) id: 61ca4dce83 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - おれんぴーさん» そうだったんですね…。私がそのような経験をしなかったので、少々強引な展開かもしれないです…。ですが、暖かく見守っていただけると幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年5月27日 12時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - 香奈さん» 暖かいお言葉ありがとうございます！恋愛編もよろしくお願い致します！ (2020年5月27日 11時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - ナシロさん» ありがとうございます！！完全な新章となる続編ですが、よろしくお願い致します！ (2020年5月27日 11時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - ？？？さん» コメントありがとうございます。確かにそのような経験をした方には都合がいい展開かもしれないです。ですが、そこは夢小説のご愛嬌と暖かく見守っていただけると幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷるしーの。 | 作成日時：2020年1月22日 2時
