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『………っ、はぁ』
仰向けに寝倒れ、上がった息を整える。
康「………はぁ、……はぁ、
ごめん、めっちゃがっついちゃったかも…、」
馬乗りで私に跨っている康二が、
頭痛くない？身体痛くない？と
私の様子をひたすら心配する。
『は……、だ、いじょぉ……、ぶ…、
ちょっ…と、びっくりした、けど』
いつにも増して激しく私を求めてきた康二。
康「………綺麗やな、Aは」
額にじんわりとかいた汗を拭う姿がとても色っぽい。
普段の無邪気で明るい康二からは想像もつかないほど。
康「……………、なぁ、A」
ゆっくり、私の隣に仰向けになった後、
そっとシーツをかけてくれる。
康「Aは、今、幸せ？」
天井を見上げながら、そんな事を言い出す康二。
『………幸せだよ』
私も同じように天井を見上げながら、そう返す。
康「…………そっか」
おやすみ、と聞こえて、頭を撫でられる感触。
私もおやすみ、と返し
ゆっくりと瞼を閉じる。
真っ先に脳裏に浮かんできたのは、
ひーくん。
そりゃそうか。今日のハイライトというか、
MVPみたいなものだしね。
最初はなんて失礼で横暴な人なんだろうと思ったけど、
彼と話せば話すほど、彼をもっと知りたくなった。
そんな魅力を持った人だった。
来週日本に帰るって言ってたっけ。
奇跡的にまたばったり会えたりしないかな。
もう一度、好きと言う感情が何なのか知りたい。聞きたい。
……いや、単純に、
また会って、話したい。
変な人だ。
こんなに、人の事を気になったのは初めて。
そんなことばかり考えてると、全然眠れなくて
しばらく経って隣から寝息が聞こえるようになった後、
私は康二を起こさないようにそっと起き上がり、床に落ちているバスローブを羽織り、スマホ片手にベランダへ出る。
.
『うーん………』
しつこいかな。
まだどうにかならないか考えちゃってる。
何のお仕事してる人なんだろう。
何歳なのかな。
そもそも彼の名前すら知らない。
明日、こっそり一人で家行ってしまおうかな。
……ストーカーみたいだからダメか。
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バナナオレ(プロフ) - moさん» ありがとうございます！こんなに長いのに一気見とは…！嬉しいです！ (2021年2月5日 2時) (
レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
mo(プロフ) - 昨日一気見してから、続きが楽しみでしたっ！更新ありがとうございます(^^)しっかり照兄の沼にハマりそうです！！ (2021年2月4日 1時) (レス) id: ae578d49b3 (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！全員無事キャスティングできてよかったです！ (2021年2月3日 23時) (レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - やっぱりキャスティングはまり過ぎてて感動します！ワクワクしてます！ (2021年2月3日 1時) (レス) id: 17d3465780 (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - ヨナさん» ありがとうございます！このままのペースでしっかり書き切りたいと思います！ (2021年2月1日 9時) (レス) id: 53ed19130e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バナナオレ
| 作成日時：2021年1月28日 16時
