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秋「ま、野次馬がてら行ってみる?」
蓮「そうだな。芸能人とやらを一目見に行きますか」
康「Aー!めめー!アッキー!
校門にラウールがおるねんてー!
見に行こやぁー!」
秋「………あんたは毎回遅い、うざい、
そして私達のところにばっか来るな」
結局いつものメンバーで揃って、
校門へ向かう。
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ラ「あ、Aちゃーーん!
おーーい!」
沢山の生徒に囲まれているラウール君が、
私を見つけた途端、大声をあげて、
ピョンピョン飛び跳ねながら両手を振る。
一斉にみんなの視線が私に集まる。
『…………やっぱり』
蓮「………ああいう感じなんだな、ラウールって」
秋「完全に康二じゃない」
康「えぇ!?なんでAの名前呼んでるん!?へ!?」
げんなりする二人と、私の名前を呼んだことに驚きを隠せない康二。
ラ「久しぶりだね!元気!?」
『久しぶり。でもなんでこんな目立つ所にいるの?』
ラ「ちょっと手続きがあったから来たんだけど、Aちゃんにも用があって!
とりあえず場所移動しよ!」
『へ?私に用事?』
ラ「うん!
あ、この後お友達と遊ぶ予定だった?」
そう言って、私の後ろに立っている3人に目を向け、ペコリと頭を下げる。
秋「大丈夫ですよ。
Aまた今度じっっくり聞かせてね」
アキの言葉に、蓮も頷く。
康二は目の前のスーパースターに目を輝かせながらも、とても不思議そうな顔をしている。
ラ「ありがとうございます皆さん!
多分Aちゃんが言わなくても何の事かすぐわかると思うので、安心してください!」
『え?どういうこと?』
ラ「じゃ、時間もないし行くよー!」
そう言って、私の腕を掴んで、スタスタと歩き出す。
『え、ちょ、』
私もされるがままに、歩みを進める他ない。
群がっていた生徒達もそれについて来ようとしたけど、
蓮とアキがそれを食い止めている様子。
本当、あの二人はその場の対応力が抜群に優れている。
ラウール君に迷惑がかかるから、止めてくれてるんだろうな、
なんて他人事のように眺めてたけど、
『……どこ行くの?』
ラ「とりあえず、そこに車停めてるから!」
学校の角に止まっている、一台の黒い車。
その脇に、すごく姿勢の良い男性が立っている。
私達の姿に気がつくと、すごく丁寧にお辞儀をする。
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バナナオレ(プロフ) - mayuさん» 失礼しました、推測です! (2021年1月18日 18時) (レス) id: aaead1a70b (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - mayuさん» ありがとうございます!是非沢山催促しながらお楽しみください!更新頑張ります! (2021年1月18日 18時) (レス) id: aaead1a70b (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - もしかしてふっかの立ち位置が…!!とドキドキする展開です!これからも楽しみにしてます♪ (2021年1月18日 3時) (レス) id: 181bd65a2e (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!コロナこわいですよね…お互い気をつけましょう! (2021年1月15日 8時) (レス) id: 7f3fe86c2e (このIDを非表示/違反報告)
バナナオレ(プロフ) - ヨナさん» ありがとうございます!すごく嬉しいお言葉…!ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月15日 8時) (レス) id: 7f3fe86c2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バナナオレ | 作成日時:2021年1月11日 23時