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昔話 7-3 ページ19

佐久間は私が鬼道と2人で試合の話を交わすたびに、私のそばについていた。



佐久間君は、本当に鬼道に懐いているんだなと感じた。



"先輩なんかつけなくてもいいよ。そのままAって呼んで?"



"でも、"



"大丈夫、マネージャーだから誰も気にしない。 ところで佐久間くんサッカーに興味があったんだー。知らなかった。"



".……あなたがここにいると聞いたから"



"ん?あ、ハンカチ届けに?"



'ああ、鈍感だ'



あきれたような顔をした佐久間は、ポケットからハンカチを取り出した。


いい香りがするから、洗濯したのだろう。



優しいな。



"ありがとう"



"ん。"



ふふっと低く笑うと、佐久間の顔が赤くなった。

練習で暑いのかな。



"クーラーもっと強くしようか?"



"暑くて赤くなってるんじゃねぇ……"



"?風邪?"



"…もう いいや……"

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作者名:バナナ牛乳 | 作成日時:2020年4月2日 1時

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