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お昼過ぎ
久しぶりの頭痛にその場に倒れこむ。
おさまったと思ったのに...
悪くなってるのは明らかだった
「気持ち悪い...」
さらに強くなる症状にいよいよどうすればいいか分からなくなる。
誰かたすけてっ...
這いながら取った携帯で電話をかける
「もしもし？（人１）？」
電話を掛けたのは救急車でも蓮でもない
「ふっかぁ....助けてっ...」
「え？（人１）？（人１）！！」
昔、近所に住んでいた長年の友達のふっか
電話から心配する声が聞こえる
私はそのまま意識を失ってしまった。
目を覚ますとベッドの中
「あ、起きた？」
「ふっか...ごめん。急に電話かけて」
「いいけど、何で病院とか目黒にかけないんだよ」
「蓮にかけたら心配するもん。病院なんてなおさら」
「まぁ、そんなことだろうと思った」
「蓮には内緒にしてて...？」
小さくため息をつくふっかは昔から何かといつも助けてくれる。
すごく頼れる友人だ
だるい体を無理やり起こす
「どっか悪いんだ」
「そう、頭の病気なの。近々手術するんだよ」
「だから目黒最近落ち込んでんだ」
「心配しないでって言ってるんだけどね」
「目黒はお前の事大好きだから無理だよ」
「ふふふ、そっか。」
「もう大丈夫そう？」
「うん。」
「じゃぁ帰るわ。またなんかあったら連絡して」
「うん、ありがとね」
「目黒のことよろしくな」
それだけ言い残し帰ってしまった。
誰もいなくなった部屋に不安だけが残る
早く蓮に会いたい...
そう思った瞬間、勢いよく玄関のドアが開いた
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作者名：りん | 作成日時：2020年5月30日 20時
