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ある日の朝
いつも以上の寒さで目を覚ました。
一緒に寝ている彼もさすがに気が付いたみたい
「おはよ、今日寒くね？」
「おはよう、すっごく寒い〜」
一緒のお布団に入っていても気づく寒さは尋常じゃない。
私達は寝ることを諦めリビングに向かった。
外では子どもがはしゃぐ声が聞こえた。
ふしぎに思いカーテンを開けると
雪が降っていた。
「見て！雪少し積もってる！」
「ほんとだ。どおりで寒いわけだよ」
めったにないことにテンションが上がった。
ふいにベランダを見ると昨日うっかり出しっぱなしにしていたかごにいっぱいの雪が入っていた。
「（人1）〜寒いよ、窓閉めよ？」
「見て！ひーくん！」
かごに積もった雪で私は９つの小さな雪だるまを作った。
「どうも〜SnowManです！って、この一番小さいのが佐久間くんで大きいのがラウールくん！」
「すげぇ、そっくり」
近寄ってきた彼はスマホで写真を撮った。
「これ、俺でしょ？」
「え、何でわかるの？」
「俺のだけたくさん愛が詰まってるから」
「えへへ〜愛を込めました。」
「佐久間の小さすぎだろ〜」
「みんが大きいせいで佐久間くんが余計に小さく見えるの〜」
くすくす笑う私の横で
彼はひーくん雪だるまの横に小さな雪だるまを作り横にぴたっとくっつけた。
「これ、（人1）な。」
思わず私も写真を撮ってしまった。
2人の手は雪の冷たさで真っ赤か。
私たちはお互いの手を温めるように握り合った。
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作者名：りん | 作成日時：2020年4月4日 0時
