彼たちがデビューするまで。【きいろくん】 (ページ20)

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結局あれから明け方まで頑張り

無事に書類の作成も全部終わった私は、安心と疲れのダブルパンチで眠ってしまった。

「（人1）ちゃん起きて！風邪ひいちゃうよ」

「ん～、、え？朝？」

「そうだよ、（人1）ちゃん頑張りすぎ！ほら、上司には言っとくから今日はもう帰りな？」

「でも･･･。」

「いいから帰る！」

同僚の圧に負け1日ぶりの我が家。

もうひーくんお仕事行っちゃったかな？

一目でもいいから顔見て癒されたかったなぁ

そう思いながら玄関をあけると

「おかえり！」

「ひーくん！ただいまぁ～」

今一番見たかった大好きな笑顔が出てきて

嬉しさと疲れが全部まわって彼に飛びついた。

「お疲れ様。お仕事終わったの？」

「うん！ひーくんに応援してもらえたから頑張れたよ～」

「よく頑張ったね～えらいえらい。」

いひひひ、って笑いながら抱きしめながら頭をなでてくれる

今日は、彼が私を甘やかす。

いつもと逆で笑っちゃう。

「とりあえずお風呂入ってきな」

「うん」

お風呂に入って一息ついてからすぐまた出社。

彼が家を出る時間と同じだったから送ってもらえることになった

「送ってくれてありがとう。」

「いいよ、お仕事がんばって」

「ひーくんもね」

手をグーにしてこつんと合わせる。

大きな仕事も今日で終わり。

元気もチャージし終え軽い足取りで会社へ向かった。