爆豪くんにベタ惚れされた2【ヒロアカ】 (ページ25)

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「お疲れ！少年少女。一番は轟少年だが、皆入学時より"個性"の使い方に幅が出てきたぞ!!風化少女は惜しかったな！最後まで集中し、"個性"をコントロールできるよう、これからも頑張って行こう！八百万少女は……」

オールマイトの講評が全然頭に入ってこない。さっき…普通に………轟くんカッコ良くなかった！？相変わらず轟くんは不思議そうな顔で私の様子を見ている。意外と"素"は天然なのかな。でも待って、これきっと爆豪くん見てたよね。どんな反応をされるか考えるだけで本当に恐ろしい。やはり本当に今日で命は終わりなのか。

「Aちゃん？」

『ひゃい！？……って梅雨ちゃん？』

「どうしたの？皆の所へ戻るわよ。どこか具合でも悪いの？」

変な思考を始めたせいで周囲を全く気にしていなかった。

『ううん。大丈夫…ありがとう梅雨ちゃん…』

皆がいるところに戻ると次のグループはもう移動していたようだ。爆豪くんは次のグループだった為、ここにはいない。良かった…

「轟めっちゃイケメンだったねぇ！」

『…』

何だろう。この感情は何だろう。高校生になってからこんな事を考える事が多くなった気がする。芦戸さんは引き続き私に話しかけてきた。

「何かバクゴーに抱きつかれた時より照れてない？」

『べ、別に何にも思ってないよ…？助けてくれたから感謝しているだけで…』

「コラ君たち！始まったぞ。私語を慎むんだ！」

「ちぇー…」

飯田くんに助けられた。あのまま質問攻めにされていたら危なかったかもしれない。

………何が？何が危なかったの。何か知られたらいけないモノでもあったのか？最近は悩みばかりだ。

結局そのまま授業は終わり、更衣室で着替えを始めた。皆と反省を言い合っていると男子更衣室の方から大きな声がした。

「隣はそうさ！わかるだろう！？女子更衣室!!オイラのリトルミネタはもう立派なバンザイ行為なんだよォォ！！」

この穴か…何故今まで埋められていなかったのだろう。耳郎さんはイヤホンジャックを構えたが、峰田くんは続けて言う。

「八百万のヤオヨロッパイ!!芦戸の腰つき!!葉隠の浮かぶ下着!!麗日のうららかボディに蛙吹と風化の意外おっぱァアアア」

その瞬間、耳郎さんのイヤホンジャックが恐らく峰田くんの目に刺さった。

「ありがと響香ちゃん」

「何て卑劣…!!すぐにふさいでしまいましょう!!」

教室に戻ってからは、やはり爆豪くんが近寄ってきた。