爆豪くんにベタ惚れされた2【ヒロアカ】 (ページ20)

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67　位置情報の意味ページ20

とうとう職場体験も三日目だ。ようやく慣れない事にも慣れてきたところだ。

「じゃあ…今日のパトロールは夜も行うわよ。遅くまでやるからそれまで休憩ね。」

「「『はい！』」」

そうして昨日と同様に八百万さんたちと話をしていた。何だかモヤモヤする。きっと職場体験中だからと信じたい。

夜、ウワバミさんと町を歩いていると私の携帯が震えた。取り敢えず確認するとどうやらグループLINEのようだ。えっと……緑谷出久…位置情報だけ送られてきていた。

「……？」

八百万さんにも同じ内容が届いたみたいだ。緑谷くんってイタズラでそういう事するような人でもないし……でもこの位置だと私たちがいるところからは遠いな。

少し意味を考えたが今はパトロール中だ。スマホをいじるわけにはいかない。私はサッとスマホをポケットにしまい、パトロールを再開した。

……

「何だったんでしょうか…？」

「A組のグループLINEに何か送られてきたの？」

『うん…位置情報が。』

夜遅くだが私と八百万さんは少し考えていた。挙藤さんにも一緒に見てもらった。

「間違いか何かじゃない？」

「それだったら良いんですが…」

『そろそろ寝よう？また明日考えれば良いよ。緑谷くんに直接聞いても良いと思うし…』

何か変だ。緑谷くんから位置情報だけが送られてきたから？違う気がする。だが、他に何かあるのかと聞かれても答えられない。何なんだろう。この気持ちは。

緑谷くんから送られてきた位置情報。この意味を知るのは翌日のことだった＿＿