身代りになったのにそれだけなんだな

知りたい教えて ページ23

職員室に今週受けれない授業の課題を先生から聞いた帰り


いくつか必要な本があるため見に図書室に行った



其処でリドル君の声が聞こえて思わず本棚に隠れようとした



しかしそれは叶わず私の所にきた監督生に腕をつかまれてしまった


何故か監督生は私を悲しい顔をして掴むため振りほどくのを戸惑ってしまう



なんか？捨てられた仔犬みたい・・・



『監督生？どうしたの？』




｢A先輩に会いたかったんです！

でも、中々会えなくって・・・・その」



『うん？』



｢僕！先輩と話したい・・・そお！話したいことが！」



監督生が一生懸命話してる途中で近くの扉が思いっきり開いた




その突然の出来事に監督生は私に抱きついて震えてしまっている




私は平気だが監督生は私から離れる様子もないから心配になった




『監督生大丈夫か？』




そお声をかけていたら自分達に影が差すのがわかった・・・




私は顔をあげて確認すると笑顔のフロイド




扉の前にいる笑顔のジェイド




｢ねぇA何してんの？」




『話して・・た・・・だけだよ？』




威圧を感じて笑顔がひきつってしまう




フロイドの笑顔による圧が怖くて監督生がビビって固まってる




この騒ぎにリドル達がこっちに向かってきたのが見てわかる




リドルの怒鳴り声がして私は説明しようと動いたがいきなり身体が宙に浮く



フロイドが私を担いでしまう次にリドルを見るとジェイドが説明してくれていたみたいだ



話の内容を聞く前にフロイドは動いてしまい何れも曖昧なまま移動されてしまった




監督生ごめんね



絶対怖かったよね・・・・・



青い顔で涙目になった姿の監督生を最後に見ながら心の中で謝った



今の私は下手に話せないし動けない



後日謝罪しに行こうと考え身体の力を抜いた



無言で歩き続けるフロイドに文句は言いたいが我慢した

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