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ウツボの傲慢 ページ18

目が覚めれば程好い体温

『誰か・・・いる・・の?』

目を開けたらフロイド先輩がいた

身体が怠いけど俺に触れついる手が誰なのか知りたい

ゆっくりと首を動かして見たらジェイド先輩が反対に

俺のお腹辺りにアズール先輩がいる

すごい現状にビックリしたが何だか嬉しかった

『ありがとう・・・・(泣)』

身体が辛いときに誰かがそばにいるなんて実家ではなかった

俺の体調不良が早く治るようにって

近くの机にぬるいゼリーと冷えピタが置いてあるだけった

それだけでもありがたかったけど

兄や妹が体調不良の時はお粥を作ったりアイスノンをかえたりと一生懸命世話をしている母の対応を見ていて二人が羨ましかった

ただそばに居てくれるだけで泣いてしまうぐらい嬉しい

「大丈夫ですか?

おや?どこか辛い場所があるんですね?」

ベットから離れてジェイド先輩が起きて水を持ってきてくれる

身体を起こそうにも怠くて無理

ボーッと見ていたらジェイド先輩が水を飲んでる?

此方き・・・た!!

『っく?・・ふ・・・んっく!・・・っぷは!・・・っえ?・ん?』

今なにされた?

っえ?!水飲まされた!!!

ジェイド先輩を見たらニコニコしながら此方を見ていた

「おやおや?どうしましたか?

寝起きは喉が乾きますから水分補給は大事ですよ?

熱は下がりましたが無理はなさらないでくださいね?」

『っえ・・・・はい、気を付けます』

混乱しながら話してるがキスは安易にするもんじゃない!

「あ〜♪カワウソちゃん元気になったんだねぇ♪

お腹すいたら言ってね〜♪」

「んんん?


目が覚めたんですね?一安心です」

「えー?何言ってんの?アズール!

カワウソちゃんがこうなったのアズールのせいじゃん!?」

「人間が長時間水中いたらどうなるか忘れていたんです

余裕がなかったんですよ!

Aさん本当にすみませんでした

辛いと思ったら教えてください対応させていただきます」

真剣な目に胸がキュッとなる・・・

「完治するまで此処にいてねカワウソちゃん♪

大丈夫だよぉ?周りには言っといたからさぁ」

周りって誰に?

そお思って顔をあげたらフロイド先輩の顔が真ん前に!!!!

『んぐっ!・・ふろ・・・んん・・っふ・・ゴホゴホ・・・』

水飲ませてきた

『何で・・・・いきなり』

「ええぇ??駄目なの??

ジェイドにされても嫌がってなかったじゃん!

俺は駄目なのかよ」

早く思ってる事を伝えないといけないと本能が言ってる!!

ウツボの快感→←蛸の嘆き(ちょっと手を出される)



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作者名:冬季柊 | 作成日時:2020年8月13日 23時

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