深紅の薔薇達と深海の者達に僕達は溺れる (ページ17)

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蛸の嘆き(ちょっと手を出される) ページ17

誰しも疲れるしストレスはあるだろう？

俺もある

ユウ君との二人っきりのお喋りは俺の中でストレス発散だ

なんとも言えない気持ちを話し合って落ち着かせると不安が減るし楽になる

まぁ何が言いたいかわからないよね

俺は今、人魚のアズール先輩が俺の身体に脚を絡み付いて抱き寄せて咽び泣いている

俺の無い胸に頭を押し付けて語彙力低下しながら嘆いてる

書斎の奥の部屋が水槽みたいになっていたから俺と一緒にそこに入ってるんだけど

人魚の姿を見るのがはじめてだから新鮮

｢聞いているんでずか？

どうせ仕方なく聞いているんでしょ？

嫌なんでしょ？」

抱き締める力は強まって苦しいが可愛いんだよなぁ(笑)

何でこんな可愛いなと感じるんだろ？

何でこんなに心が満たされるんだろ

『アズール先輩は今何がしたいんですか？

俺はそれを受け入れますよ』

頭を撫でながら言ってみるとムギュ～♪と優しく抱き締めてくれながら

｢ちゅーしたい

もっと抱き締めていたい

お尻揉む沢山揉むからな」

蛸足で揉んだりして・・・る

『せんぱ！尻の割れ目這うのは駄目！！

だめ・・・・やめ・・・て！！ひぅ！』

何か変な声が出る！！！

｢やだ・・・ぐず

受け入れてくれるんでしょ」

濡れた服の上から這うから微妙な感覚が来る

アズール先輩の頭を撫でていた手は

いつの間にか抱え込むようにアズール先輩を抱き締めてしまう

怖いのに妙に気持ちよくて

熱が籠りすぎたのか俺は意識を手放した