情報と譲歩する ページ7
帰宅時ぴくと様から渡されたスマホが鳴っていた
確認すればメールがきてた
【数日内に行動有り
接触したら此方に通話で対応
明日特別製のペイント弾と木のペーパーナイフを提供する
掃除は任せて】
簡潔に書き方を変えて対応してくれる
情報は他のやり方で確認したし私達だけ違う世界みたいだ
鞄か増えるけど仕方ない
盾になるから防弾対策とかしなくては
早く平和にならないかな？
ぴくと様の話じゃそんなに沢山じゃないし大丈夫と言われたけど嫌だなー
皆にばれないようにしないと面倒
いざとなれば守らないといけないしね？
パーカー着て隠すか？
仲間に連絡し作戦会議を通話で行い纏めた
何時も通りに３班に別れる
上から見張り班と見回り班
ターゲットの生徒会メンバー付近をうろつく
私は盾のためにいるから不振がられないように見て回る
武器等を専用の鞄にいれて常に持ち歩く
すぐ使えるように太股や腰に武器を仕込むのも忘れない
無線機ジャックも仕込む
上手くいけばジャックして会話をしながら潰せる
ややこしい忠犬が来たときようだ
アイツは強いのに感情の起伏が激しいから対応するなら大変だ
そう思いながら準備をゾム兄のお風呂タイムの間に終わらせる
見つかるわけにもバレるわけにもいかんのだ
ゾム兄に拒絶されたら辛いしムカつくしな
お風呂から上がった兄が私のところに来た
大型犬みたいな姿は可愛いもんだ
ゾム｢風呂上がったんやけどな？か、髪拭いてや」
『良いよ！ささ此方おいでよ♪』
今日も可愛いな
ゾム｢ん！お願いするわ」
頭をタオルでワシャワシャ拭いてあげる
ウトウトしてるゾム兄は無防備であの頃と変わらない守るべき兄だ
拭き終わって部屋まで手を引いて兄の部屋に連れていく
ベットに寝かして布団をかければ可愛い寝顔
前世の記憶が混ざり憎しみが滲み出る
馬鹿みたいだ区別して兄だけ特別扱い(笑)
でも幸せなんだから仕方ない
続く
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作者名：冬季柊 | 作成日時：2020年6月6日 11時
