探検 ページ22
ふむ、ここが共同スペースですか。
ソファにテレビ…まさに贅沢空間ですね！
私は今、勝己くんのお部屋から離れて、寮の中を探検し始めました。
すると前の方から段ボールがユラユラと動きながら、こちらへ近づいてきます。
私はそれに近づきました。
『ナァ〜』
「！？っわっと！！……なんだAか。脅かすなよ、危ねぇだろ？」
『ニャア』ｽﾘｯ
段ボールの正体は、切島さんでした。
こんなに大きい荷物を1人で運ぶなんて、流石ですね！
私は切島さんの足に擦り寄り、一声鳴きました。
荷解き、頑張ってくださいね！
すると切島さんは、段ボールを置いて私の前にしゃがみこみました。
「だぁあーー！！疲れた！ちょっと休憩…」
『ニャーン』ｽﾘｽﾘ
「良かったなA。爆豪に連れてきて貰えて」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
『ンニャ』ｺﾞﾛｺﾞﾛ
「それだけ、大事にされてんだな…」
『ニャー！』
「Aを大事にしねぇわけねーだろ」
私と切島さんは、聞き覚えのある声に驚き振り返りました。
するとそこに居たのは、さっきまでお部屋に居たはずの勝己くんでした。
私を切島さんの手から離れ、勝己くんに近寄りました。
勝己くんは私を抱き上げてくれました。
「お！爆豪か！お前荷解き終わったのか？」
「ったりめーだろうが。つか、勝手にAに触んなや」
「悪ぃな…よし！休憩終わり！撫でさせてくれてありがとな、A！」
『ニャーン』
切島さんは、再び重たそうな段ボールを抱えて、行ってしまいました。
それにしても、勝己くんは何故ここに来たのでしょう？
「部屋整理したから、帰るぞA」
『ナァー』ｺﾞﾛｺﾞﾛ
なるほど、そういう事でしたか。
さすが勝己くん、お仕事が早いです！
お部屋に戻ると、勝己くんは私を下ろしてくれました。
「飯にするか」
『ニャー！』
勝己くんは、私専用のお皿にご飯を入れてくれました。
私がご飯を食べている間に、勝己くんはお風呂に行ったらしく、食べ終わった頃には濡れた髪をタオルで拭いていました。
ご馳走様をして、ベッドに腰かける勝己くんの隣に移動します。
「ほら来いA、寝るぞ」
『ンニャ』ｺﾞﾛｺﾞﾛ
「おやすみ、A」
『ナァ…』
勝己くんは、布団を被り隙間を少し開けて私を招き入れてくれます。
勝己くんの体温は、暖かいのでぐっすり眠れました。
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しぐ - かわ (9月29日 22時) (
レス) @page39 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - めっちゃおもろい もうなんか、めっちゃ好き！ (9月4日 9時) (レス) @page39 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 猫ちゃんかわいい(*≧з≦)❤ (2023年2月24日 22時) (レス) @page39 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きですっ！！！ (2023年1月16日 18時) (レス) @page39 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 猫大好き人間です！ほんとの猫もこんなこと思っているのかな〜と思いました！更新頑張って下さい！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page39 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2018年12月5日 13時
