慣れ始め ページ1
こんにちは、猫です。
名前はありません。
いや今まで沢山付けられて来ましたが、どれもしっくり来ないもので……。
タマだったりシロだったり、在り来りすぎるだろとツッコミたくなるものばかり。
あ、シロって言うのは、私の毛が白色でして多分 そこから来てますね。
気に入ったものが1つも無かったんです。
なので私にはまだ名前がありません。
さてそれはさておき、何故私が猫のくせに人間の言葉をなぜ話せるか気になりますか？
かつて人間には"個性"というものが生まれ、時間を掛けて様々な進化を遂げてきました。
まぁそれは人間だけでは無かった、というわけで。
人間のような"個性"とまでは行かないものの、私は生まれつき、喋りは出来ませんが人間の言葉が分かるんです。
びっくりですよね、私もです。
おっと、話が長くなりました。
と言うのもですね、そろそろ時間が……。
「あ！いた！」
『…ニャー』
「おまえ、毎日ここにいるな！」
近付いてきたのは、最近よく煮干しをくれる少年。
身長からして小学生位でしょうか。
貰えるものは貰っとく主義なので、愛想よく鳴いて足元に擦り寄る。
ガサガサと袋をあさり、取り出したのは煮干し、では無く鰹節。
マジですか！それ美味しいんですよね！！
え、本当にもらっていいんですよね！！
「へへーん、今日はちょっと豪華だぜ！」
『ニャ！』
ババアには内緒な、と言って掌にのせた鰹節を差し出してくる少年。
お母さんのことをババアとか言っちゃダメでしょ少年。
鰹節を食べ終えて、味がついてる掌もちゃんと舐めさせて頂きます。
「くすぐってぇ……」
『ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ…』
おやつを頂いた後は、お礼として存分に触らせてあげます。
毎日のお手入れは欠かさずしてますので、バッチリかと！
「お、ゴロンなんかしてどうした…そんなに気に入ったんか、かつお節」
『ナーォ』
ええ、今日は久々に良いもの食べられたので特大サービスです。
存分に味わってください。
お腹を触る少年の手は、とても優しかったです。
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しぐ - かわ (9月29日 22時) (
レス) @page39 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - めっちゃおもろい もうなんか、めっちゃ好き！ (9月4日 9時) (レス) @page39 id: 6e3a47796c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 猫ちゃんかわいい(*≧з≦)❤ (2023年2月24日 22時) (レス) @page39 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きですっ！！！ (2023年1月16日 18時) (レス) @page39 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 猫大好き人間です！ほんとの猫もこんなこと思っているのかな〜と思いました！更新頑張って下さい！ (2022年9月17日 19時) (レス) @page39 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福 | 作成日時：2018年12月5日 13時
