少しの嘘も許してぴょん(棒) ページ13
私は勢いよく洸汰くんに抱きついた。
さっきの涙目はうそ。
洸汰くんをおびき寄せるための……ね。
えっ？ズルいって？
ふっ、なんとでも言え！
私はただ洸汰くんに抱きつきたかっただけだから！！(クズ)
「なっ………おま、え……！離せ！！」
『えー………やだ』
だって抱き心地いいんだもん…
と言うと、洸汰くんは顔を真っ赤にして怒った。
照れてんのか怒ってんのか分かんないけどとりあえず可愛い(親指をたてる)(鼻血)
「お前……！女だろ！？少しはっ、恥ずかしがれよ…！」
『…………………？？』
「意味がわからないじゃねーんだよ！！」
やだ心の中読まないでよ洸汰くん。
私はとりあえず洸汰くんを抱いて中に入った。
暴れていたけど、私が離すわけないでしょ？？？私の事舐めんなよ()
『さっ……疲れたし、寝ようか…』
そう言ってソファに寝っ転がる。
洸汰くんは「離せ離せ」とうるさい。
でもそんな所も可愛いよね好きよ(唐突な告白)
「……ヒーローを目指してるバカのくせに…」
そう呟いたのを私は見逃さなかった。
洸汰くんをギュッと抱きしめ、できるだけ優しい声色で洸汰くんに話しかけた。
『…ねぇ。洸汰くん。なんで、そんなにヒーローを嫌ってるの…？』
「っ……お前には、関係ねぇだろ！！」
『そうだね。私には全く関係ない。………だからこそ、言えるんだ。
そんなに一人で抱え込まないで。
自分が思っていることを口に出すだけでいいから。
…少しは、人を頼ってよ。』
親が殺されて。
そんなに小さいのにさ。
辛いことをいっぱい抱えて……
少し、自分と重ねた。
『…お願い。少しだけでいい。ゆっくりでいい。
………人に頼るってことを、考えてみて。』
じゃあおやすみ、と洸汰くんの頭を撫でて、瞼を閉じた。
▼洸汰side
アイツの言葉が頭から離れない。
「お前に何がわかる」
…そう言いたいのに。
アイツの顔が、声が。
全部悲しそうで。
俺と、同じなんじゃないかな。
そう思えた。
「…クソっ！」
なんで俺がこんなこと考えるんだよ！
きもちわりぃ！！
…だけど
コイツは…いいかな、なんて。
思ってしまうのは、きっとコイツのせいだ。
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ゆずな - あれ？現在進行形で神だったりします？ (10月6日 21時) (
レス) @page15 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
きつね君。 - あれ…？終わり…？？う、嘘だよ…ね…？？うん、そうですよね！ (2022年2月11日 23時) (レス) @page15 id: 383f321b4f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新を楽しみに待ってます (2021年12月29日 13時) (レス) @page15 id: 490e9c4185 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - 神作品！！！めっちゃ面白いです、更新待ってます！ (2020年3月29日 17時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
きー - どしたどした-W-W (2020年3月9日 19時) (レス) id: bd690c3b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakuチョコ x他1人 | 作成日時：2019年9月3日 10時
