6話 ページ7
その後少し他愛のない話をして、
弟たちの所へ戻った。
アズールも一緒に寝るか、と誘ったが断られてしまった。書類整理があるらしい。
「お待たせー。ありゃフロイド寝ちゃってる?」
部屋に戻るなり、スヤスヤと寝るフロイドとその隣で読書をしていたジェイド。
ジェイドは俺の存在に気づくと、困ったような笑みを見せた。
「兄さんと寝れるとはしゃいでいたんですが……その五分後に寝てしまいました。」
「フロイドらしいなぁ。」
苦笑してフロイドの頭をクシャリと撫でる。
寝ているフロイドは俺の手だと直感的に分かるのか頬を擦り寄せて来た。可愛い。
その様子を見ていたジェイドが俺の肩に頭をすりよせる。そしてボソリと一言。
「兄さん、僕の事ももっと見て……。」
二人きりになると敬語が抜けるジェイド。(隣でフロイドが寝ているが)完全に甘えん坊モードだ。
俺ってなんて幸せなんだろう。
俺なんがこんな幸せでいいのだろうか。
俺は顔を綻ばせ、ジェイドの頭をクシャクシャに撫で回した。
「嗚呼、見ているぞ。……フロイドは寝ちゃったし、ジェイドの話を聞かせてくれよ。」
そう言うとジェイドはパァと顔を明るくさせ、いつもとは想像できないくらい柔らかい顔で話し始めた。
ジェイドのこういう姿が見れるのも俺だけの特権である。
1218人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - マカロンさん» 長い間すみません!少しあと一ヶ月経ったら更新しまくるのでよろしくお願いします!! (2021年2月4日 7時) (レス) id: 204a8b350b (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 久しぶりに見たら更新されてました!あ〜!!!続きが気になります!! (2021年2月4日 0時) (レス) id: 2dc6582dc3 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - ラムさん» 長らくお待たせしてしまってすいません……! (2020年12月2日 19時) (レス) id: 204a8b350b (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年11月28日 21時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(サブ垢)(プロフ) - mioさん» 返信遅くなってすみません!コメントありがとうございます!! (2020年11月13日 15時) (レス) id: 204a8b350b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らずぴす x他1人 | 作成日時:2020年9月20日 20時