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36話 ページ37

事件の事を詳しく聞いたところ、織田作はミミックと言う組織の長と戦ったらしい。たまたま織田作と異能が一緒の敵であとは……忘れた



次の日、太宰はポートマフィアを失踪と言う形で逃げ出したそうだ。俺の家に来るか、と言ったら
マフィアは俺達が仲が良いのを知っているため、直ぐにバレるといい俺に場所も伝えずにひとつお礼を言って立ち去っていった。



俺はその件に関して全く焦っていない。また会えると確信しているからだ。
そのために今、俺は探偵社に向かっているのだから。
乱歩がいる探偵社は何となく雰囲気が良さそうで、仁義が通っていると思う。俺の感だけど。
太宰にそこで働いて欲しい、俺のささやかな願いだ。



人を救う側、ということはきっと異能特務科課選ぶ筈だ。探偵社も異能特務課が大きく係わっている。ピッタリじゃないか。



俺は川岸を鼻歌交じりに歩きながら右手に乱歩から貰った探偵社の名刺に書いてある住所を確認した。もうすぐだな。
途中でおばあちゃんに元気がいいねぇと話しかけられたが、なんとビビることなく明るい返事ができた。俺も成長したなあ。なんて嬉しくて踊ってしまうが、周りの視線に気づき後悔した。



「お、ここかー。」



しばらく歩いていると探偵社のビルであろう建物を見つけた。住所もピッタリ、ここで間違いなさそうだ。どうやら探偵社はビルの2階かららしく、1階は喫茶店のようだ。美味しそうな珈琲の匂いが鼻をくすぐる。



俺は階段で2階までいき、武装探偵社と看板をかけてある扉を開けた。
すると急に腹部に痛みが生じた。なんだ、これ……殴られたような……



「Aー!久しぶり!!元気だった?」



どうやら原因は俺を見た瞬間光の速さで抱きつくという名の突進をしてきた乱歩だった。
俺が乱歩の顔を見ると天真爛漫な笑みを向けられた。ま、眩しい……。



「久しぶりだな、乱歩。今日はお前のところの社長に用があってきたんだ。」



そう言うと乱歩は嬉しそうに知ってる!と言い、奥の部屋に走っていった。また推理された。流石と言ったところだ。
相変わらず元気だなあ。
年中サンタさんを待つ子供のような人だ。としみじみ思う。



暫くして、乱歩は長身で銀髪の人を連れていきた。佇まいや、表情からして武士を連想させる人だ。この人、強いな。多分社長だろう。



「私が武装探偵社社長、福沢諭吉だが……なにか用があると聞いてここに来た。」

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らずぴす(プロフ) - *ふわ*さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!!更新頑張ります! (2019年5月1日 15時) (レス) id: cd5ea6550c (このIDを非表示/違反報告)
*ふわ* - 初コメ失礼致します!主人公くんの性格その他もろもろ込みでこの作品のファンです!!更新頑張ってください!応援してます!! (2019年4月30日 20時) (レス) id: 18cb4fa1f4 (このIDを非表示/違反報告)
らずぴす(プロフ) - 薙(nagi)さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです! (2019年4月28日 21時) (レス) id: cd5ea6550c (このIDを非表示/違反報告)
薙(nagi) - 好きです((設定とか主人公の立ち位置が好みです!もう産まれてきてくれてありがとう!(?) (2019年4月28日 19時) (レス) id: ea3376027d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らずぴす | 作成日時:2019年4月19日 19時

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