馬鹿田高校の君たちへ３

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＜帰り道＞

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あ｢────ｯー。あー…いってぇ｣

哲也に肩を貸してもらっているものの、やっぱり痛いし歩きにくい

哲｢──────おい｣

あ｢え、あ、ちょっ｣

私は一旦ベンチに座らされた
置いてがれんのか…？

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哲｢───乗れよ｣

あ｢──────え｣

哲也がベンチの前にゆっくりと片膝をつきこっちに背中を向けている

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これは…──これは

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あ｢い…いや、いいって！全然平気だから！俺！｣

哲｢平気じゃねーだろ…早く乗れよ｣

あ｢────い、いやー｣

哲｢───早く｣

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哲也が少しこっちを振り向き言う
重いし恥ずかしいしー出来れば乗りたくないのだが、哲也から乗らなきゃシバくぞ的なｵｰﾗが出てるため、乗らざるを得ない状況にある

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あ｢じゃ…じゃー…悪りぃな…｣

哲｢────あぁ｣

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哲也の背中にゆっくりと体を預ける

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─────あったかーい

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しかも何かいい匂いするし…

お…ち…つくー…

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