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story116 ページ24

仁)だから...

仁王がAの肩に頭を凭れると


仁)すまんかったって...

貴)え、ちょ何...

仁王はAをいきなり抱きしめた

まるで無くして見つかったおもちゃを抱きしめる子供みたいに顔は切ないが内心とても嬉しそうに抱きしめた


仁)合宿ではすまんかった...
自分の気持ちがよく分からんて...
凛音の凶行を止めるにはアレしか思いつかんかった...
お前さんを大事にするって決めてたのに...
苦しかった...


貴).....俺も...



仁王は腕の中にいる想い人の言葉に耳を傾けた


貴)俺も...雅治といると苦しかった...

仁)...すまん

貴)悪い意味じゃなくて...
何か、よく分かんねぇけど...
お前と凛音が付き合ったって聞いた時は
すげぇ苦しかった...
何でか分かんなかったけど
誰も教えてくれねぇし...


仁)...


仁王は少し困った顔をするとAの両方の頬に手を添えた
そしてしゃがんで目を合わせる

するとAの顔がみるみる赤くなった
耳まで真っ赤

ドキッ


貴)っ!いやっ、ちょ、放せ!また苦しいから...


仁)きっとこれで、苦しいの消えるぜよ

貴)え、ちょ、何!?

仁王は薄く笑うと


Aの唇にキスをかました

何度Aが肩を押し返そうとしても離れない

何故か涙まで出てきた


ようやく唇を話してくれた


仁)っは笑
どうじゃ?苦しいの止まったじゃろ?

貴)っ!こ、今度は涙出てきたわ...

仁)俺が止めちゃるよ


今度は額と額をコツンと合わせて

仁)泣き虫なお姫さんが泣き止むように
俺が傍にいてやるき
思い切り甘えんしゃい...

貴)っ...何、偉そうに...
凛音のこと好きなくせに...
もうやだ...っ!何で...何でこんな苦しいんだよ...!

Aはまるで幼い子供のように涙を拭う


仁)確かにあいつにも周りにも嘘はついた
じゃが俺はペテン師
状況を見てお前を守りたくてついた嘘じゃ...
大目に見てくれんか...?

貴)そうやって今度は俺に嘘つくんだ...
今はキスとかしといて後からホントは好きじゃなかったとか言うんだろ...
俺、もう髪は染めないって兄貴のために決めたけど
お前と一緒にいたくて銀色入れたんだよ...!


仁)ほんに可愛いこというぜよ........ペテン師はなぁ...
ホントに惚れた女の前では嘘が下手になるんじゃよ...

貴)え...?


仁王の言葉に胸の中が大きく跳ねた
何度も何度も


仁)A...


思い切り抱きしめられた


仁)俺と




仁王の言った言葉に
最後の目に貯めていた雫が零れると
涙は完全に止まった

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あいりんご(プロフ) - すっげー面白すぎる!キュンキュンしっぱなし!トキメキをありがとうございました! (7月12日 23時) (レス) id: 5938cec330 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鬼姫 | 作成日時:2018年5月14日 22時

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