林檎の刺繍 . ページ6
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あれから灰谷さんは毎日は通わなくなったが週1くらいのペースでモンブランとプリンとかを買って帰っていく。本人曰く弟さんに通いすぎだってブーブー言われたらしい。学生二人暮らしらしいし、無駄な出費を抑えたいのはわかる。多分プリンも弟さん用だろう、なんて考察してみてはほんわかした気持ちで灰谷さんの背中を見送るのが私の務めだ。いや、なんかキモいな。
そーいえば同中だった男子はわかった瞬間一緒に六本木の色気ムンムンのお姉さまたちが沢山居るとこにいって遊び呆けたらしい。なんとも灰谷さんらしい()
「あ、いらっしゃいませー!」
灰谷さんのことを考えていたらいつの間にかお客サマが入店していたらしい。ドアの音鳴るシステムって結構便利よね。時々ドアの近く行っただけで鳴るのは勘弁してほしいけど。
にしても今入ってきた人すっごい身長高いな。んでもって横から見たとき死ぬほど薄いな。なんで男子ってあんなに食べてんのに細いんだろう。切実に体質交換してくれ。
「ばはっ♡」
足長いから勝手に脚長お兄さん(おじさんだと可哀想だなって思った結果)と呼ばせていただこう。
誰かと電話しているらしい脚長お兄さん。いや笑い方のクセ。随分と個性的なお兄さんだな。
なんて思っていたらいつの間にか電話し終わったらしい脚長お兄さんが菓子パンをこちらのレジに置いた。近くで見ると凄い高えなおい。身長分けてくれ。
「ここQRいける感じ?」
「え、あぁはい!可能ですよ!」
「ふーん、じゃそれで、ってダリィ」
「どうかなさいました?」
「あー、いやチャージすんの忘れてたっぽいから現金で」
いや話してみたら普通なんかい。笑い声あれだからもっと個性的かと思った()
合計金額を伝え、それと同じ分のお金を受け取る。
手綺麗。どんなケアしてんだろ。脚長お兄さんは私が手をガン見してることに気付いてないのか、気にしてないのか知んないけどスマホを構ってた。いや、灰谷さんかよって言いたいとこだけど結構それしてる人いるからやめておこう。
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ルア - 続きみたいみたいみたいみたいっ (1月11日 21時) (
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作者名:白濱ねぎ。 | 作成日時:2025年10月18日 2時


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