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・44話 続き ページ2

『………!』

トーン「どうしました?」

なにかが変わった?気の所為か……?

感じた違和感に辺りを見渡すけど、特に変わった様子はない。ちがう、なにか、なにかが……


教師「………!」

チェンジ「まじかっ?!」


すると廊下を歩くさっき穴に落とした教師と目が合った。

近付いてくる姿を見て2人を背に静かに魔術を発動させる。

あと一回、あと少しだけなら使える。



教師「君たち!こっちに」


『ぐっっ』



さっき使った時とは違って鋭い痛みが目に走る。

ほんの数秒、それだけでも視えるならそれでいい!!

最後の悪あがきだ!!




無数にある糸の中で一本だけ異様に太い線。


迷う暇なんてない。一か八かだ。

目の前のそれへと手を伸ばし、
ありったけの魔力を流して引き寄せる。




『えっ、しまっ―――』


引き寄せた瞬間に頭が警戒を鳴らす。

ゾクリと背中を伝う感覚が
俺の選択が間違いだったと強く訴える

聞こえてくる足音と歪な笑い声


この流れは――……



アトリ「あっれぇ、Aがいんじゃん?」


教師「っ生徒から離れろ、"アトリ"!!」



引き寄せちゃダメなやつだ



アトリ「ついでにもってっちゃお〜」

『ひゅッ』


勢いよく服を引かれ、アトリ先生の顔がすぐ近くに来る。



アトリ「ハハッ」


無数の針をこちらに飛ばす先生が、盾のように向けられた俺を見て魔術を逸らした。


チェンジ「先輩ッ!!」

トーン「っ」

教師「こらっ前に出るな!」


先生が2人を背に庇う姿が見えた。

……良かった、

あの子達は大丈夫だ。




アトリ「ラッキー♪」



視界が黒く染まる直前、そのどこまでも黒いブラックホールみたいな目に愉悦が滲むのを見た。


あぁ、最初から


アトリ「おやすみぃ」


この人は教師(・・)なんかじゃなかった。



柔らかい何かに包まれながら、ぷつりと意識が途切れた。

・誰かの記憶→←・設定



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作者名:もちもち | 作成日時:2026年7月16日 1時

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