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公安に着くと隣の駐車スペースにマキマの乗る車が止まった。
乗車の定員人数が合わず、
俺と早川は迎えに来た車に乗り込み
皆とは少し遅れて公安へ到着していた。
「二人ともお疲れ様」
「マキマさんもお疲れ様です」
「死人が出なかったんだってね。本当に良かった。皆に向かってもらって正解だったね」
思いのほか嬉しそうな顔をしている早川。
確かにマキマは綺麗な女だ。
スタイルもいいし、いいところのお嬢様のようにも見える。
でも彼女から発せられる圧力の様なものが
そのことを忘れさせる。
「A君、この後用事ある？」
俺に用事何てあるわけない。
公安から出るにも許可がいるし
誰かと一緒に居ないといけないんだから。
「ないです」というとマキマは嬉しそうに微笑む。
「じゃああとでパワーちゃんと私の所に来てほしいな、話したいことがあるから」
「それじゃ、あとでね」というマキマは
ぞろぞろと車から出てきた男たちと公安へと入って行く。
「魔人、A。早川アキと戻りました」
公安へ入るとすぐに連れられて戻ってきたことを早川が受付に伝える。
「お疲れ様です、早川さん」
受け付けを終えるとすぐにどこかへ歩き出す
つられて歩いていこうとすると
早川が振り向いた。
「ついて来るな。マキマさんに呼ばれてるんだろう。血の魔人を連れてすぐに行け。俺はこれから書類作成」
それだけ言って、エレベーターに向かうと上のボタンを押していた。
エレベーターのドアが開き、閉まると早川の姿は見えなくなる。
俺も同じ方向なんだけどな。とポツリと呟いてからエレベーターの
上のボタンを押した。
エレベーターってすごいよね。上行ったり下行ったりできるんだ。
突っ立ってるだけで。
「パワー、マキマに呼ばれた」
「ヌォ！？マキマにじゃと！？ワシはおらん！留守じゃ！ウヌ一人で行っとくれ！」
パワーが使っている部屋には一度も来たことがなかった。
ドアは完全に開けきっていて部屋の中はぐちゃぐちゃで
脱いだ服やら食べたパンの袋やら食べかけの弁当やらが
床一面に散乱している。
人の部屋だから、何とも言えないが
ゴミ袋くらい用意しておかないといけない気がする。
「ほら、いくぞ！」
「いやじゃぁ！ニャーコ！ニャーコ助けておくれ！！」
ベッドの上でニャーコを抱き、あぐらをかいていたパワーの腕を掴むと無理矢理部屋から出し、部屋の扉を閉めた。ニャーコはまた健気に鳴いている。
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ブブ(プロフ) - ととさん» また読んで下さってありがとうございます(*^^*) ととさんもお体には落ちをつけくださいね！少し油断すると風邪を引きそうになりますから！ (2022年12月10日 7時) (
レス) id: 1b530ea863 (このIDを非表示/違反報告)
とと - どんどん面白くなっていきますね〜！！体調不良に気をつけて下さいね！ (2022年12月9日 17時) (レス) @page29 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ブブ(プロフ) - 佐藤さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♡ ありがとうございます、佐藤さんもお体にはお気を付けくださいね(#^^#)お暇なときにでも読んでいただけたら嬉しいです♪ (2022年11月25日 20時) (レス) id: a83a72b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - コメント失礼します。とても面白いです！お体に気を付けて作者様の無理のないようこれからも頑張ってください！応援しています！ (2022年11月25日 9時) (レス) @page15 id: 76e6162b40 (このIDを非表示/違反報告)
とと - はい！読ませて頂きます！ (2022年11月25日 1時) (レス) @page15 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブブ | 作成日時：2022年11月14日 15時
