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「何かあったか？」
「何も」
あれから少し問題が発生し8階の探索を始めた
時計は8時18分から動かず、どの部屋の時計も同じ時刻で止まり
8階だけが悪魔の力で時間が止まっている可能性があるため
その場合は助けが来ないかもしれないと早川が言っていた
今は早川と共に部屋の探索をしている
早川と俺、荒井とパワーというペアで行動しているが
荒井はとても不安そうな顔をしていたのを思い出す
ベッドの下
冷蔵庫の中
ゴミ箱の中
バスルームの中
トイレの中
丁寧に探してくが特に悪魔の痕跡は見つからない
「部屋を移る」
今の部屋の探索を終えるとまた別の部屋へ向かう
「早川先輩！少しですけど食料が見つかりました！」
部屋を出ると丁度左奥の部屋から荒井がリュックを掲げながら出てくる
「…本当はよくないが、今は非常事態だからもしもの場合はそれでしのぐしかないな」
「はい！」
「あぁ！それをワシによこせえ！」
「駄目だ！これは今後の糧になるかもしれないんだ！」
パワーは跳ねながら荒井の手からリュックを奪おうとするが
荒井は高くそれを持ち上げているため手が届かない
二人はうまくやっているようだ
「まったくチンピラといい魔人といい！なんで緊張感がないんだ」
荒井がぶつくさ言いながらパワーを連れて別の部屋へ移動していく
チンピラというのはデンジの事だ
デンジは時間が止まっているというのに逆にそれを嬉々としていて
『こんないいベッドがあんだ、寝なきゃ損だね』と
悪魔に感謝して寝るとさえ言って秒で落ちていった
「まだ開けてない水があるな」
「飴が２ことおにぎりがあった」
図太いというかたくましいと言うべきか
何にしろ体力を温存できるのならしておいた方がいいだろう
「次の部屋行くぞ」
色々気がかりなことはあるが俺の中で一番きがかりなのはニャーコだった
出るときに多めにご飯をあげてきたが、あれでは数日も持たないだろう
なにせニャーコはあげた分全部平らげてしまうから
最近は会った頃よりも随分立派な体になった
部屋を一通り見終え最初に集まっていた部屋に戻った
すでに荒井とパワーは戻っており、姫野もいる
「姫野先輩、コベニはどうしました？」
姫野は震えて動けなくなったコベニの傍にいると言っていたが
部屋のどこにもコベニの姿がない
「ちょっとうまくいかなくてね、トイレの水飲もうとしたから気絶させた」
今は隣の部屋で休んでる、と向かい側の部屋を指さしたのだった
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ブブ(プロフ) - ととさん» また読んで下さってありがとうございます(*^^*) ととさんもお体には落ちをつけくださいね！少し油断すると風邪を引きそうになりますから！ (2022年12月10日 7時) (
レス) id: 1b530ea863 (このIDを非表示/違反報告)
とと - どんどん面白くなっていきますね〜！！体調不良に気をつけて下さいね！ (2022年12月9日 17時) (レス) @page29 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
ブブ(プロフ) - 佐藤さん» コメントありがとうございます！嬉しいです♡ ありがとうございます、佐藤さんもお体にはお気を付けくださいね(#^^#)お暇なときにでも読んでいただけたら嬉しいです♪ (2022年11月25日 20時) (レス) id: a83a72b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤 - コメント失礼します。とても面白いです！お体に気を付けて作者様の無理のないようこれからも頑張ってください！応援しています！ (2022年11月25日 9時) (レス) @page15 id: 76e6162b40 (このIDを非表示/違反報告)
とと - はい！読ませて頂きます！ (2022年11月25日 1時) (レス) @page15 id: 4f3997e613 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブブ | 作成日時：2022年11月14日 15時
