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今すぐ見れないなら意味ないじゃん。ていうか、この男はそのためだけに電話をしてきたわけ？
「Aのアカウント、更新頻度どれくらい？ストーリーも含めて」
『えー？更新頻度？んー…ストーリーは2日に一回とか？』
「ドンヒョク、今どこにいるの？」
『俺？大学』
「今日何時まで？」
『13時半…とか？忘れたけど、大体そんなもん』
「15時に駅前のカフェ集合ね」
『本当にお前…はあ、分かったよ』じゃあな。ドンヒョクによるその言葉によって電話は切られた。俺もスマホをしまい、次の講義に向けて急いでパスタを食べた。
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「待たせたわ、ごめん」
「ううん、ホットカフェラテでいいんだよね？」
「おう、サンキュー」
「頼んでおいたからもうすぐ来ると思う」そう言うと、向かいに腰を下ろしたドンヒョクは、もう一度感謝の言葉を述べた。
「…で」
「あぁ、かわいこちゃんのインスタだろ？」
「さすが」
「ジェミナのことだからどうせ今すぐにでも見たいんだろうなと」
テーブルに両肘をついてスマホをいじったドンヒョクは、その画面を逆さにして見せてきた。桜の木が表示されている丸いアイコンの下には漢字が書いてある。その名前を「セトA」と読むことは、彼女のものだから知っていることだ。むしろ、それ以外俺が読める漢字は無い。
そして、フォロー数は15。フォロワーも同じくらいの数。ドンヒョクのアカウントのため、彼との共通の知り合いがその下に表示されるわけだけど、そこのはロンジュンのアカウントと、ミンジュちゃんのアカウントがあった。
その上にかざされた小麦色の指が画面をスクロールしていく。三つほど写真が投稿されていた。一番古いものがタップされる。画面いっぱいに表示されたその写真を見て息を呑んだ。
日本語で数文字書かれた言葉の上にあるその写真。これ、日本のだろ？そう言うドンヒョクの言葉など、耳に入ってこなかった。
“あ〜何撮ってんの”
“ごめん、可愛くて”
“それはこっちのセリフだってば…ねぇ、綺麗に撮れた？”
Aが見た、俺だ。
翻訳をかけたドンヒョクが下に書いてあった言葉を読み上げる。「『懐かしい』だって」
「なつか、しい…」
「あともう一言書いてある」
その言葉が耳に入った瞬間。気がついたら、俺は立ち上がって店を出ていた。
このままずっと弱いままの俺じゃダメだ。
早く、この気持ちを伝えないと。
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ジュン(プロフ) - jen（読み垢です）さん» またコメントして下さり感激です…ありがとうございますTT 一区切りというところまでお話が進みますので、是非とも最後までお付き合い宜しくお願い致します！jenさんこそ日々の時間を割いて読んで下さり、本当にお疲れ様ですTT (2023年3月25日 5時) (
レス) @page31 id: 3eac17ee35 (このIDを非表示/違反報告)
jen（読み垢です）(プロフ) - 泣くほど待っていて、読んだら泣けてきました どうしよう…切なくて耐えられないです お話も一旦終わりに近づいているのかな…嫌だな…泣 ジュンさんお疲れ様です (2023年3月23日 21時) (レス) @page24 id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - jen（読み垢です）さん» わーー！jenさん！早速お声かけて下さり嬉しいですTT 本にしてくださいだなんて初めて言われました笑 そんな事を思ってくださるなんて感激しておりますTT これからも読んで下さる方が楽しめるような展開になるよう頑張りますね:) 待っていて下さい！ (2023年2月10日 17時) (レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
jen（読み垢です）(プロフ) - ドキドキワクワクしつつの…５泣！他のお話とも絡んでいるし…ジュンさんすごい…本にしてくださいな！で、あちらも各先生の恋愛やらプロポーズやら知りたいし…待ってます^_^ (2023年2月10日 11時) (レス) id: 8b083b7e19 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - なんと…ついに5まで来てしまいました…これからも宜しくお願い致します！感想やご意見、ご指摘等ありましたら気軽にお声掛け下さい！ (2023年2月5日 11時) (レス) id: 2f0aad5d81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジュン
| 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/baekotowhani/
作成日時：2023年2月5日 11時
