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『あ、あの…』
「はい？」
『私東京から仕事でこっちに来たんですけど、道に迷った上に携帯の充電も切れちゃって…
ここから1番近い駅までの道教えてもらえませんか…？』
私よりも遥かに背の高い男性は少し困惑したような素振りを見せたけど、すぐに私と目線を合わせるように少し屈んで
「一緒に行きますよ！モバイルバッテリーあるんでそれも使ってください」
歩いてる間に少しは充電できると思うんで、と笑う。
『ぇ…ありがとうございます……迷惑かけてすみません…
時間を取らせてしまっている上にさらにモバイルバッテリーまで…』
勇気をだして話しかけたのが優しい人でよかった…
「全然気にせんでください！どこに行きたいんですか？」
『あ、ホテルの住所…すみません覚えておけば良かったんですけど………』
スマホに頼りにしすぎることをやめようと心に誓う今日のこの日…。
『堺駅ってことくらいしか分からないです…』
「それ分かったら十分ですよ！あ、名前聞いてもええですか？」
『あ！櫻井Aです！24です！』
「同い歳やん！俺向井康二！せっかくやしタメで話そうや！」
敬語なしな！康二って呼んで！とさっきよりもにこにこしながら手を差し出してくる。
握手…でいいんだよね？？笑
『あ、はぃ…うん！！さすがにいきなり呼び捨てはハードル高いから康二くんにするね笑』
私がそう返すとにっこりと笑ってくれた。
「よし！！行こか！」
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ﾍﾟﾙ(プロフ) - ゆうりんさん» 読んで頂きありがとうございます！これからも楽しんで頂ければ幸いです♪ (2022年5月13日 18時) (
レス) id: d8670e4748 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - めっちゃくちゃ面白いです！これからも更新よろしくお願いします (2022年5月13日 6時) (レス) id: df6b20803b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾍﾟﾙ | 作成日時：2022年5月8日 21時
