____宙_______手____ ページ5
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2人とも洗い終わって、裕太がAを後ろから抱きしめた状態で湯船に浸かる。
裕「暑くない?」
「ん、まだ大丈夫」
裕「明日リハしかないからAちゃんおらんのや」
「ん、そうだね。私明日休みだから」
裕「何するん」
「友達と買い物行く約束してる」
裕「そっか」
「冬物とかあんま買ってなかったし」
裕「夜まで出かけるん」
「夜は例の会社の飲み会。急遽明日になったんだ」
裕「ん...そっか」
わかりやすいほど浮かない表情をしていることが、声を聞いただけで伝わってきた。
顔は見えないが、Aを抱きしめる腕に力が増す。
「苦しいよ(笑)」
裕「だって」
「だって、何?」
裕「Aちゃん取られる」
「そんなわけないでしょ(笑)」
子供じゃないんだから、と笑いながら手を解こうとするが、全く離そうとしない裕太。
「どうしたの?」
裕「抱きつきたいだけ」
「ん、そっか」
こうしてしばらく2人は湯船に浸かって、リビングに戻ってきた。
裕「まだ飲む?」
そう言って冷蔵庫からビールをチラつかせる。
「そんなに飲ませてどうするの?(笑)」
そんな冗談を言いつつも、明日休みだから貰う、とAはビールを受け取った。
裕「酔っ払ったAちゃんって見たことないなー」
「あんまり酔うことないからね」
裕「酔ったらどうなるん」
「んー、いつもよりはテンション高いかな?」
どうだろう、とあまり深く考えていないAの隣に、ピタッとくっ付いて座る。
裕「他の人にくっ付いたりするん」
「あー、してるかもね。あんまり意識したことないけど」
Aの脳内では女性だったが、裕太は男性にしていると思い、かなり心配そうな表情になる。
裕「明日大丈夫?」
「ん?何が?」
裕「飲み会」
「そんなに心配だったら、帰りにお迎えお願いしようかな?」
Aがそう言うと、わかった、と即答する裕太。
「ふふっ(笑)じゃあ、お店の位置情報と開始時間送っとく」
裕「ん、わかった」
「コースだと思うから、多分2時間くらいだと思う」
裕「それくらいに行く」
「ん、お願いします」
裕「俺もそれまで誰かと飲んでようかな?」
「いいんじゃない?隼くんとか龍友くんとか誘ってみたらいいじゃん」
自分だけ飲み会に行くよりもその方が幾分気が楽だと思い提案してみると、案外乗り気で連絡を入れている裕太を見て、Aは胸を撫で下ろした。
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____人_______な____→←____宇_______上____
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べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます!ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします! (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした!めっちゃきゅんきゅんしました〜! (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べてぃ。 | 作成日時:2019年11月6日 0時