____度_______ッ____ ページ33
__裕Side__
やばいって思ったけど、もう遅かった。
Aちゃんは完全に怒ってしまって、今は一緒に居たくなさそうな雰囲気が、ガンガン伝わってきた。
裕「一緒に居たくないん」
「それは裕太じゃないの?」
裕「え、何でそうなるん」
そんな言葉が出てくるなんて思ってもなかったから、慌てて体離してAちゃんの顔見たら、目に少し涙が浮かんでた。
俺、泣かしてるやん。
そう思った時にはもう、Aちゃんの怒りはどうしようもなくなってたんやと思う。
付き合って半年以上経って、毎日一緒に居て、もちろんドキドキするし、毎日可愛いなって思うし、それは一切変わってない。
けどやっぱどこかで、落ち着くなーとか、安心感みたいなのが出てきて、前よりAちゃんとの時間を片時も大事にしようとしてへんかったかも。
今日やって、別に今じゃなくてもいいのに、1時間も隼とやり取りしてくだらんこと送り合ってたし。
その間にAちゃんが話したこと聞いてへんし。
俺、ほんま最低やん...
「ごめん、今日はもう帰って?一緒に居たくないの」
そう言ってAちゃんは俯いて、寝室に逃げるように入っていった。
追いかけることも、立ち去ることもできへんかった。
気持ちを落ち着かせようと思って、とりあえず髪の毛を乾かした。
ちゃんと乾かさないと、Aちゃん怒んねん。
でもそうしたところでAちゃんは寝室やし、帰ってって言われたし。
裕「なぁ...」
ほんまに帰るか悩んだけど、勇気出して寝室に入った。
「帰ってって、言ったでしょ」
裕「ごめんなさい」
布団に潜ってるAちゃんの隣に潜り込んだ。
「本当に、今日はそっとしといてほしい」
一切こっちを向かずに言うAちゃんを見て、それ以上何もできなかった。
裕「...おやすみ」
それだけ言って、俺は寝室を出た。
けど、ここで帰ったら一生目も合わせてくれへん気がして、そのままリビングで自分の上着に包まって寝た。
__________________
「...太、裕太」
夢見心地にAちゃんの声がした。
裕「んー...ごめんなさい」
Aちゃんに怒られてる夢見ててそう言ったら、声がリアルに聞こえた気がしてゆっくり目を開けた。
「帰ってって言ったのに...風邪引いちゃうじゃん」
何してんの、って呆れながら起こしてくるAちゃん。
裕「...だって昨日怒ってたから」
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____は_______プ____→←____一_______カ____
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べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます!ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします! (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした!めっちゃきゅんきゅんしました〜! (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べてぃ。 | 作成日時:2019年11月6日 0時