_____Episode 1____ ページ1
裕Side.
俺たちが付き合って半年が経った。
「裕太？どうしたの？」
変わったことは呼び捨てされるようになったくらいで、仕事で会えない日は絶対に家に顔を見に行くし、顔を合わせない日なんてない。
なのに今でも心が跳ね上がるみたいに彼女にときめく。
今やって、まだ誰もいない楽屋で準備してる彼女を、無意識に見つめちゃってたし。
裕「今日も可愛いなって」
「ふふっ(笑)何言ってんの。毎日会ってるじゃん」
そう言って、めっちゃ近付いてくるから、勝手に顔に熱が集まってくる。
裕「どうしたん...？」
「寝癖」
裕「え？」
「ここ跳ねてるよ？イケメンが台無し」
ほら座って、ってAちゃんは俺がキスを期待したことなんて知らずに、あっさり椅子に座らせようとしてる。
確かに年上やけど、1個しか変われへんし。
俺やって男やから引っ張ってるつもりやのに、結局Aちゃんの方が
「ほら、直してあげるから座って？宇宙人のツノみたいになってるよ(笑)」
余裕ぶっこいて笑ってるの見たら悔しくて、そのまま机に両手をついてAちゃんのこと囲ってみた。
「裕太...？」
裕「今日も可愛い」
「ありがと。さっきも言ってくれたよ」
裕「何回でも言いたいねんもん」
そう言って顔をグッと近付けたら、少し頬が赤らんだのが見えて意地悪したくなった。
唇が触れるギリギリまで近付いたけど...
裕「寝癖直して？」
そう言って椅子に座ってみた。
「あ、うん...」
裕「キスすると思ったん」
「ん...ちょっと」
残念そうな顔してるの見て、ちょっと勝ち誇った気分になった。
裕「寝癖直してくれるって言ったやん」
「ん、直すよ？」
スプレーかけて、寝癖を整えてくれる。
「メイクとセットはまだ早いし、これでとりあえず大丈夫だね」
裕「ありがとう」
「帽子被ってくるとはいえ、寝癖くらい直しといてよね」
裕「Aちゃんにしてほしいの」
「私も裕太にしてほしいんだけど」
裕「何を？」
わからんくてそう聞いたら、人差し指で唇をトントンって示してる。
結局俺の負けやんけ。
我慢できなくて、椅子から立ち上がって抱きしめながらキスした。
「ん...」
裕「ここ楽屋、しかも朝」
「ごめん...(笑)」
おでこくっつけて笑い合ってたら、誰かが入ってきて慌てて離れた。
隼「たーくんおはよ。Aさんもおはよ」
「隼くん、おはようございます」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 316人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
べてぃ。(プロフ) - aggyさん» ありがとうございます！ほのぼのした感じが伝わって嬉しいです(^^)今後とも、よろしくお願いします！ (2020年1月21日 11時) (
レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - BBZ-rarayupiさん» 返信遅くなりました。そう行ってくださると嬉しいです(^^)今後ともよろしくお願いします。 (2020年1月21日 11時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 完結、お疲れ様でした。ほのぼのてした感じで、可愛いカッコいい裕太くん最高でした！めっちゃきゅんきゅんしました〜！ (2020年1月20日 22時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - もう、きゅんきゅんしすぎてじあわぜ〜です笑 (2019年12月29日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
べてぃ。(プロフ) - こことさん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです(^^) (2019年12月20日 3時) (レス) id: adc0117cbb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：べてぃ。 | 作成日時：2019年11月6日 0時
