［La neige］ⅱ (ページ7)

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nb「まじいらつくんだけど」
fk「ん、ごめんなさ、っ」
nb「むり。つかおまえ舌打ちしたら締まったけど、やっぱ乱暴にした方が感じるわけ？」
fk「ちがっ、ちがう、」
nb「ちがくねえだろ」
fk「やぁん、ッんん、」
nb「声でけえよ」
fk「んん、ふ、」

カフスボタンを外していた袖口を噛ませると、声が出せない分袖口が唾液で濡れだした。
首筋に滲んだ汗を舐めとると背中がしなって、シャツがギリ、と音を立てた。

nb「もういくの？はやくね？」
fk「ん、んふ、」

いかせるときに口塞いでんのはちょっとなー。
濡れた袖口を外させると唇は唾液にまみれてて、あふれた唾液が冷たい石にぽた、と着地して。やけに興奮させる。

nb「ほら、いくときなんていうんだっけ？」
fk「ぁ、しょーた、いく、！きちゃう、きちゃうのっ、」

そうそう、これこれ。辰哉のクセ、俺の名前を呼ぶこと。たまんねえわ。
入ってる最奥あたりの下腹部をグッと手で押すと、辰哉の欲が石に水溜りをつくった。最奥を突くんじゃなくて、入ってるとこを押すのが一番こいつは感じるから。

fk「ぁ、やだ、まだいってるから、」
nb「俺いってねえもん」

律動をはやめるとひくひくしてるなかがさらに離さないように締めつけて、奥がうねりはじめる。

nb「ん、俺もいくかも」
fk「きてしょーた、っ」
nb「ん、たつ、」

たつ、と呼ぶのはキスを強請る合図。
振り向いた辰哉は紅い舌で俺のを絡めとった。俺は辰哉にキスされながらなかで果てるのが好き。俺もとんだへんたいってわけだ。

nb「っあー、きもちよかった」
fk「、そういうことダイレクトにいうなよ、」
nb「なに、おにいちゃんはきもちよくなかったわけ？あんなヨガっといて？」
fk「やめろっ、きもちよかったよ！もう！」

俺たちのピロートークはいつもこんなもんだ。甘さの欠片もない。

nb「メガネ返すわ」
fk「仕事してないから別にもういいよ」
nb「そ？邪魔だから外したけどスるのによく見えた方がいいんじゃないの？」
fk「うるさい、もうおそいし」

シャツが辰哉の指によって閉ざされていく。残念。

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