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その日もまたドンヒョクさんは家に来ていた。土曜日だった。明日は二人とも授業をとっていないから休みの日。
いつものようにわたしが作ったご飯を二人で食べて、おいしいと言って可愛く笑うドンヒョクさんに、わたしは心を躍らせていた。
風呂借りるわ、と言い浴室に向かった彼を見て、今日は泊まるんだなって期待した。
ドンヒョクさんがお風呂から出てた後、すぐにわたしも入浴を済ませようと浴室へ向かう。
お風呂からあがると、彼はソファの上で横になりスマホをいじっていて、それなら気にせずにいいかなと、わたしは月九ドラマの録画の再生を始めた。登場人物が高校生の青春ラブストーリー。
「大学で気になる人とかいないの？」
スマホを手にずっと忙しなく指を動かしていたから、メッセージを返事していると思っていた。
集中していると思っていたけれどそうではなかったらしいドンヒョクさんが、ドラマの内容を受けてか、わたしにそう質問してくる。
入学してからしばらくしないうちにドンヒョクさんを見つけて、そして今に至るまでずっと彼のことしか見ていなかったわたしは、特に誰かがぴんとくるわけでもなかった。もちろん貴方です、だなんて言えるわけもなく、そのまま黙りこくっていたら彼は「Aちゃんはあんま経験なさそう」と溢した。
それがわたしには、彼にお前は子どもだな、俺とは違って。とでも言われているようで悔しくて恥ずかしかった。
大学のきらきらした可愛い子と違って、あまりぱっとしないわたしにはそういった機会もない。ずっと周りに悟られないように、ずっと気にしていることを、痛いところ突かれた。しかも、自分の意中の相手に。
だけど間違ってはいないことを否定するのも気が引ける。せめてもと思い「そういうドンヒョクさんは経験豊富そうですよね。ていうか彼女切らしたことなさそう」と返した。
余計なことを言った自覚はあるけれど、やはりわたしには余裕がないのだ。想っている相手が自分の一人暮らしの家にいることにも、その空間に二人きりであることにも、その人とこの状況でこんな内容の話をすることにも。
返事をしてからしばらくドンヒョクさんからのレスポンスがない。しばらくといってもそれは一分にも満たなかったと思うけれど、何事だと思って彼の顔を盗み見たときはものすごい衝撃だったから、どれくらいの間があいたのか、正直よく覚えていない。
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kria1211(プロフ) - すごい続きが気になる🫣 (2月28日 16時) (
レス) id: 7d440c3a81 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12349号(プロフ) - 初めて占いツクールで一気に読み進めるくらいおもしろかったです😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭 (11月18日 20時) (レス) @page25 id: fa94027d31 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - なさん» ありがとうございます！嬉しいです💖ぼちぼちやっていきますのでこれからもよろしくお願いいたします、、！ (9月22日 0時) (レス) @page21 id: c710896a18 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 更新嬉しいですありがとうございます🥲これからも楽しみにしてます🫶 (9月21日 22時) (レス) @page15 id: d07f2ca0a8 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - あわあわさん» お久しぶりです！コメントありがとうございます〜！とっても嬉しいです！遅筆ですがぼちぼちやっていくのでこれからもぜひよろしくお願いいたします…！ (2022年9月22日 4時) (レス) id: a778b97762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kai | 作成日時：2020年4月19日 6時
