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どっと疲れた。今日は五限までの日だから帰りが遅くなってしまう。家へと向かう足取りは重い。
あの後そのまま四人で一緒に昼食をとった。ドンヒョクさんは口数が少なくて、わたしとのことを質問されたりもしたけどそれには曖昧な返事だけ。わたしはというと、ドンヒョクさんと自分の部屋以外で会うというイレギュラーな状況に緊張してうまく話せなくて、イジェノさんとハユンだけが楽しそうに喋っていた気がする。そのあと連絡先も交換してたっぽいし。
二人と解散したあとは、ハユンに質問攻めにされた。なんで知り合いだってこと教えてくれなかったの、とか。最近のことを除けば別にやましい関係でもない。ふつうに昔のことを話せばいいのに何故だかごまかすのに必死になってしまった。疲れの原因の八割はこれだと思う。
された質問に対するわたしの反応が曖昧だからかハユンは納得のいってない表情を見せたけれど、「Aのおかげであの二人と話せちゃった。ラッキー」なんて言っていたからきっと大丈夫だろう。
でも大学内でしっかりと顔を合わせたのは今回が初めてで。この間みたいに姿を見かけることはあったけどそれもほんの数回だけ。だから普段のドンヒョクさんがどういう風に過ごしているのかは全くわからない。彼と仲良い女の子とか、彼女っぽい子とか良い雰囲気の子とかがいないのか、なんて。己の欲深さに自身を嫌悪しそうになるが、それがわからないことが本当にもどかしくてたまらない。
なんだかな。はあ、と一つため息をこぼす。うだうだ考え事をしていたら、目の前にはいつの間にかわたしの住んでいるアパートが見える。いつもは長く感じる家までの道のりは今日は短かった。鞄の中に手を入れて鍵を探しながら自分の部屋の前までそのまま足を進めていると、ドアの前に人影があった。
一瞬不安が過って足を止めかけたけれど、シルエットですぐにわかってしまった。
こんな風に、わたしの部屋の前で待っているなんてことは今までなかったから、何かあったんだろうと思って急いで駆け寄った。
「ドンヒョクさん」
「おー、おかえり」
「どうしたんですか？」
「今日なんか用事あった？」
「や、それは大丈夫ですけど……」
「いつもより早く来てみた。だめだった？」
言われてそこで初めて気づく。今日は、金曜日だ。今日のことが自分の想像以上に衝撃的だったのだろうか。普段は朝から今日はドンヒョクさんに会える日、と浮かれているくせに。
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kria1211(プロフ) - すごい続きが気になる🫣 (2月28日 16時) (
レス) id: 7d440c3a81 (このIDを非表示/違反報告)
名無し12349号(プロフ) - 初めて占いツクールで一気に読み進めるくらいおもしろかったです😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭 (11月18日 20時) (レス) @page25 id: fa94027d31 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - なさん» ありがとうございます！嬉しいです💖ぼちぼちやっていきますのでこれからもよろしくお願いいたします、、！ (9月22日 0時) (レス) @page21 id: c710896a18 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 更新嬉しいですありがとうございます🥲これからも楽しみにしてます🫶 (9月21日 22時) (レス) @page15 id: d07f2ca0a8 (このIDを非表示/違反報告)
kai(プロフ) - あわあわさん» お久しぶりです！コメントありがとうございます〜！とっても嬉しいです！遅筆ですがぼちぼちやっていくのでこれからもぜひよろしくお願いいたします…！ (2022年9月22日 4時) (レス) id: a778b97762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kai | 作成日時：2020年4月19日 6時
