1話目 彼女の怖いもの(ht) ページ13
⚠ ホラー要素あり
諸君。私はホラーが好きだ。
諸君。私はホラーが大好きだ。
これ以上続けたら某少佐の演説並みに長くなるからやめておこう。
自他ともに認めるホラー好き。だが残念なことに類は友を呼ばず、周りには同調してくれる友人も恋人もいない。恋人なんて寧ろ私と真反対。
いやそんなところも可愛いんですけどね。
失礼、惚気けたわ。
そんな怖い話都市伝説何でも美味しくいただける私ですが、本日は同棲してる相手がいなくて暇なので突如一人百物語を始めました。
この行動力、長所として書けるな。
雑貨店に行って蝋燭100本購入し(店員さんのあの顔は二度と忘れることはないだろう)
私の周りに円になるよう蝋燭を設置、チャッカマンで火をつける。
酸欠防止のため、キッチン上の窓を開けておいた。
電気はもちろん消して、カーテンは閉めておく。
ものすごくシュールなこの光景。青い鳥に上げればバズりそう。
セオリー通りに百話目を語り終える。そう、百話も私が一人で語ったのだ。凄くない?私が一番驚いてるよ。あとで彼氏様のげどちゃんに自慢しよう。多分ドン引きされるだろうが。
『喉からっから・・』
側にある水筒の中身を身体の中に流し込む。一息ついて周りを見渡すが、何も起きない
『青行燈とか出ないんですかね??』
本当に一人で話してただけなんだが。いや冷静に振り返ると怖いな。おばけもびっくりだよ。
本当に何もなさそうなので、蝋燭を片付けようと立ち上がると
がだ
『?』
何かが落ちた音。それがまるで合図のように家の物がカタカタと震える。誰かに会いたいのだろうか。
私の水筒も震えるので、取り敢えず触ってみる。おおう、めっちゃふるえてる。草。えっなんかすごいな。分解したらどうなるんだろう。
分解してみました。パーツ全てが震えています。細かい仕事をするなポルターガイスト。
次に女の叫び声。いや、笑い声?私も負けじと叫んでみる。
だが百物語を語ったダメージが大きかったのか、三秒叫んだだけで咽た。
[・・おい]
『ゲボッゲホッゲホッ、喉がいた・・ん?』
なんか言語されたら声が聞こえた気がした。あたりを見回すと、目の前に青い炎が。
[怖くないのか]
『炎喋ってる。ネズミーランドみたい』
[・・怖く無さそうだな]
炎はゆっくりと人型に形成されていく。
青い炎は青白い肌色に、黒い髪に、白い着物に。
一見不健康な人間に見えるが、頭に生えてる2つの突起が人間離れしている。
『鬼女だ性癖ドストライク』
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まうるもち - 好きです....文章が神.....いつの間にか読み終えていた不思議 (2019年10月7日 23時) (レス) id: a48c43d4d7 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - 紫龍さん» 誤字ですごめんなさい!ご指摘ありがとうございます! (2019年10月3日 6時) (レス) id: 8ab1994adc (このIDを非表示/違反報告)
紫龍 - 碧月さん» 失礼します…knさんの2条目『後者裏』って『校舎裏』の事ですか?誤字とかじゃなかったらすみません!! (2019年10月2日 23時) (レス) id: ed1de518a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - アルムさん» ご指摘ありがとうございます! (2019年9月29日 9時) (レス) id: 8ab1994adc (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - コメント失礼します!碧月さんの作った小説はやっぱ神ですね!途中で気づきましたがemさんの小説の六限目の20行目の「…そらは愛おしさへと…」は「…それは愛おしさへと…」じゃないでしょうか?間違ってたらすみません!更新楽しみにしています。 (2019年9月29日 8時) (レス) id: 9866a4ca3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧月 | 作成日時:2019年9月17日 6時