25件目 2つの質問1つの答え ページ26
gr「すまない、俺からも一ついいか？」
嫌な顔をせず、なんでしょうと答える紫。
gr「見たところ学生か？」
yk「ええ、大学生です」
その言葉に私と大先生の目が合う。グルッペンは人当たりのいい笑顔を浮かべたまま、次の質問を口に出す。
gr「エーミール、という教授を知らないか？」
yk「お知り合いなんですか！」
小さく二人でガッツポーズ。私の日頃の行いがいいから幸運が訪れる。素晴らしいね。
gr「彼とは知り合いでね。エーミールに会いに来たんだが、今どこの大学の教授をしてるのか見当がつかないんだよ」
yk「私の通ってる女子大学で、講師を努めてますよ。」
どこに反応したのか大先生がえ、と声を出す。
ut「あいつ童貞なのに女子大で教授してんぐ！！」
『大先生？？』
既に時は遅しだが生徒の前でエーミール？のプライベートな発言は控えてくれ。
yk「皆様も先生のお知り合いですか？」
『そんな感じです』
そうなんですか！と花のように笑う彼女。
yk「あ、でも・・」
急に萎れ始める。
yk「うちの学校、男性は入れないんですよ・・」
済まなそうに大先生とグルッペンを見る。二人の視線は私に流される。おいまて、まて。
gr「しゃーないな」
ut「せやな」
『どっちか来ない？』
大先生の時もそうだったが、いきなりこんな小娘に事情話されても困惑するしか疑うんだよ。疑っただろ大先生！！
gr「声でバレる」
ut「手ぇ出してもいいんならいくで」
『よっし紫案内してくれ』
だめだこいつら使い物にならねえ。
yk「では明日お連れしますね。今日はこちらでごゆるりとお休みください。」
今度こそ彼女は部屋から出ていく。
『なんか、なんかないの、大先生みたいな一発であっこいつグルッペンと知り合いやなってわかるなにか』
ut「僕別に一発やなかったよ」
『ちょっとは疑ってたけど、少しは信じようとしてたでしょ』
あんなこと言われちゃあな、と大先生はベットに寝そべる。返答求むとソファに座ってるグルッペンを見るが、彼は静かに首を降る
gr「特にないな。」
『まぁ大先生みたいな例が特殊すぎたか』
ut「異例の異例やであれ。僕今まで言われたことないもん」
言われたことあったら大先生自身に問題があるとしか言いようがない。
gr「だが、あいつは慎重な男だ。お前の話も聞かず追い出すことはしないだろう」
ut「それはないな、エミさん優しいし」
追い出されても突撃する気概ぐらいはあるけどな。
ベットに倒れ込み、布団をかける。
『おやすみい』
gr「おやすみ」
ut「お休み、あ、添い寝しよか？」
『死ね』
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ネメ - grちゃん視点のヘラちゃんのシーンマジで鳥肌立ちました...文才神... (5月18日 1時) (
レス) @page22 id: eb05b364fd (このIDを非表示/違反報告)
ノコキノ - めっちゃ面白いです！夢主の性格がなんかカッコイイし…！更新頑張って下さい！続き楽しみです！ (2022年3月2日 16時) (レス) @page46 id: d2ad17c9e0 (このIDを非表示/違反報告)
himahima(プロフ) - え...かわいい...好きです (2021年7月28日 4時) (レス) id: aa9925d685 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - 今更見つけました()好きです、更新待ってます！ (2021年4月3日 1時) (レス) id: c9684e4af6 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 突然の東方要素(好き) あっ、(この作品)すきです。 (2021年2月1日 21時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2019年9月9日 12時
