14件目 最初は？ ページ15
gr「さて最初は」
『最初は？』
gr「花街にいる男だな」
それが一番近いし場所わかるもんね。
gr「青い瞳の男。大先生に間違いないな」
『誰』
gr「名前は鬱。みんなからそう呼ばれてるんだよ」
なんか偉そうな人なのか？名前があれだが。
『花街で男娼といったら、ここらへんじゃあ一個しかないけど』
あそこあまり治安よろしくない。出来れば顔のいい人間連れて行きたくないんだが。
じっと顔を見てると、眉を寄せる。
gr「なんだ」
『・・ねぇもう少し不細工になってくれない？』
gr「難しい」
『だよねクソが』
夜なら、まぁ、人多いからごまかせるか？そう信じよう。
とてとてとて、と家の中に入ってくる可愛らしい足音。ドアが開き、振り向くと
「キョウカ」
片方の耳だけが残ってる男の子。きょろきょろとあたりを見回し、私と目が合うとニッコリ笑う。
『あれ、タクどうしたの』
「せらくんがね、ご飯あるよって」
『あぁ』
根無し草のせらさんがこの家を持ってる理由の一つが住民に食べ物や衣類などを与えるため。
外に置き去りにしておいたら悪くなるから、家の中において自由に持ってってと言ってるらしい。
『あ、ねぇタク』
「んー？」
『あの子呼んでよ、ヘラ』
「んー・・えぇ・・」
食べ物抱えて嬉しそうだったのにすぐに表情が一変する。
「ヘラねぇちゃんいま機嫌悪いんだもんやだ」
『あー、じゃあこれあいつんち投げといて』
適当に紙とペンをとって要件を書き出す。
「なにこれー」
『何でもないよ。おいていってくれる？』
「いいよ！」
ニコリと笑い、彼は紙切れをポケットに入れて家から出ていく。
gr「ヘラ？」
『あん？あぁ、ほら、あの子。いい男ずるい！って叫んでた子』
gr「あぁ、彼女か」
『仕事場花街だからね、案内役とかを頼んだの』
gr「最適だな」
『夜まで待とう。なにか食べる？』
gr「作れるのか？」
驚いた顔するんじゃねぇよ失礼だな。
『作れるわけねぇだろ。』
gr「だろうな」
『食材持ってけば隣のおばちゃんが作ってくれる』
gr「懸命だ」
『お前は作れないの？』
gr「食材無駄にしたいのか」
大先生最初に助けるの見抜かれてて草生えました。
リクエストは受け付けてないんです！なのでこういうのがいいなぁってコメントは物語に反映するかどうかは定かじゃないですごめんなさい。
でも感想はめちゃめちゃ嬉しいので！どんどん送ってね！欲しがりだからね私！
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ネメ - grちゃん視点のヘラちゃんのシーンマジで鳥肌立ちました...文才神... (5月18日 1時) (
レス) @page22 id: eb05b364fd (このIDを非表示/違反報告)
ノコキノ - めっちゃ面白いです！夢主の性格がなんかカッコイイし…！更新頑張って下さい！続き楽しみです！ (2022年3月2日 16時) (レス) @page46 id: d2ad17c9e0 (このIDを非表示/違反報告)
himahima(プロフ) - え...かわいい...好きです (2021年7月28日 4時) (レス) id: aa9925d685 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - 今更見つけました()好きです、更新待ってます！ (2021年4月3日 1時) (レス) id: c9684e4af6 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 突然の東方要素(好き) あっ、(この作品)すきです。 (2021年2月1日 21時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2019年9月9日 12時
