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小瀧side





帰ってくればリビングのソファの上で寝てるAが目に入った。毛布に包まってるから可愛らしい。


シゲとかみちゃんは暗い顔をしてるから気になって聞いてみれば、アイツがまたAの元に近付いて来たらしい。前に俺も見かけた事はあるけど、まさか話しかけるような事が起きるなんて思いもせんかった。

怖かったやろうし、当事者では無いけど気持ちが悪い。

それに、物凄く腹が立つ。





「警察呼ぶ言うたから大丈夫やと思うけど、俺らも一応警戒せなあかんと思う」

「A大丈夫なん?」

「分からへん、元気とは本人言ってたけど」





俺らもそうやけど、A本人がいちばん不安やろう

何が良いのか、どうしたらアイツはきっぱり忘れられる事が出来るんやろう。





そんな矢先、流星は何処か買い物に行ってたんかビニール袋をさげて帰って来た。





「みんな何してんの?」

「いやアイツがまたAに近付いたらしくて」

「あー、それならもう大丈夫やと思うで。原嶋さんが警察に電話した言うてたよ」





いきなり変な事言うもんやから、流星以外の俺らは開いた口が塞がらない。

原嶋さんは俺らの常連さん

よくお店の方にお菓子とかも持って来てくれるような人で、流星の話を要約すれば原嶋さんがここに用があって来たら店の前でウロウロしとる人が居ったから怪しんで通報したらしい。そしてそれが、例の奴


流星も偶然そこに居合わせたらしく、これまでAにしてた事を話せば連れて行かれたと。





「でも、そんな偶然重なるもんなんや」

「というか、原嶋さんは何の用があって来たん?」

「Aに会えてへんから元気してる?って心配してた」





これでほんまにAが安心出来るんなら、いいと思う。

俺らもアイツの行動には迷惑してたし、


Aの隣に移動して頭を撫でてみれば微かに反応を示して、体勢を変えると俺の方に倒れて来た。


…うん、やっぱり安心出来るように過ごして欲しい。







赤星ありがとうございます♡!

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(プロフ) - 毎日更新楽しみにしていました!読み終わっても何度も読み直すほど好きなお話です(´ω`)続編だして欲しいな〜と密かに思っております...♡ (2023年4月9日 3時) (レス) @page41 id: b2a7d98e1c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - とっても素敵な作品で一気読みしちゃいました(T-T)更新心待ちにしてます! (2023年4月6日 4時) (レス) @page39 id: 6089ae5abc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぴ | 作成日時:2022年11月10日 21時

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